表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/45

エメリア視点

エメリア視点になります。

「詰んだ」


高熱にうなされていたのが嘘みたいに治った時、鏡に映る自分の顔を見て頭を抱えた。


自分が曰く付きの公爵令嬢である事が理解出来ない。


所謂、事故死した後でその前世でのめり込んでいたゲームに転生してたなんて、TL小説だけだと思ってたのに。


しかも、あのあざといヒロイン最強のゲーム『あざと可愛くってごめんなさい』の悪役令嬢のエメリア・バロー公爵令嬢だなんて、信じたくも無い。


でも、鏡に映るわたくしは、黒髪に赤いつり目の紛れもなく悪役令嬢エメリア・バローだ。


ゲームのエメリアの未来は悲惨だ。

他のキャラのルートだと追放エンドだけど、婚約者の第三王子ルートは第三王子に断罪され、地下牢に一生幽閉されるなんて笑えない冗談よ。処刑されないだけマシ、なんで思うか!


長い人生を牢屋で、なんて生まれ変わった意味ないじゃ無い。


しかもヒロイン最強と言うか、ヒロイン至上主義の様な世界で、悪役令嬢なんて当て馬以外何者でも無い。


でも、時間は多少あるから、今からでも周りの人達の印象を良くして、最悪のケースだけは避けたい。


第三王子なんてこの際、どうでも良い。

キャラは綺麗だったけど好みじゃ無いし、穏便に婚約を解消してもらえる様、王子の恋路は絶対邪魔しない。


兎に角、世間では可愛いと言われていたあざといヒロインには絶対近付かない。

イジメをして断罪なんて絶対イヤ。

エメリアのイメージは『スパイファミリー』のヨルさん。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ