学園にて
学園での会話と斑ピンクの頭の中です。
忙しかった夏休みも終わり、ラティナ達は無事進級し、新入生達が登校して来るのを教室の窓から見ていた。
初々しい新入生達。
だが、1人のやたら周りをキョロキョロ見回している女子生徒に2人の視線が集まった。
「ピンクの髪、居ますね」
「確かにピンクだけど、なんとなく斑に見えるんだけど?」
ゲームのヒロインはピンクの髪にピンクの瞳だ、という事は聞いている。
自分の髪を摘み、ラティナが首を傾げた。
「同じ色だと思うけど、なんか違和感がありますね」
父親の髪もピンクだから珍しいが居ない訳では無いが、どうもおかしい。
「まるで染めたみたい」
エメリア様の言葉で、商会の売上項目に商売人でもない者がピンクの染粉を大量に買った、と言う文字があった事を思い出した。
ぐふふ。やっぱりピンクの髪をしているのはアタシだけね。
突然、前世の記憶が戻った時はモブなんてイヤ、って焦ったけど、やり込んでいたゲームの中みたいだから髪を染めてみたけど、最高じゃん。これでアタシがヒロインよ。
王子様はチョーかっこいいし、騎士君や侯爵君や先生もイケメンばっか。
逆ハー最高。
ゲームみたいにテレテレ会話するよりこの可愛さで悩殺すれば、あっという間にみーんなアタシの虜って事よね。
攻略はゲーム通りにすれば良いから、逆ハーなんてチョーカンタン。
悪役令嬢が断罪される顔、早く見たいなぁ。
ぐふふ、転生して良かったぁ。
これでイケメンに囲まれて贅沢三昧よ。
まず、騎士君とのイベントこなして王子様との出会いイベントしなきゃ。
あー王子様達の名前、忘れちゃったけど聞けば良いか。
可愛いヒロインのアタシが聞けば、喜ぶはずよ。
明日っからガンガン行くわよ。
待っててね、イケメン。
斑ピンク。ヒロイン気取りしてます。




