表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/45

共有視点 大人達の会話

大人2人の会話です。

「レナード王太子殿下は変われるか?」


ラティナが退出した後、バロー公爵はラウル伯爵に問い掛けた。


「変わらなければ自分の未来が潰える、と理解したからロレンス男爵令息を子飼いにした、と考えられます」


淡々と語るラウル伯爵をバロー公爵は無言で見ていたが、ふぅ、と息を漏らし頷いた。


「ロレンス男爵令息も有能な青年だ。どれ、少し様子を見るか」

「それならば、ロレンス男爵令嬢を私に下さい」


ラウル伯爵の言葉に、バロー公爵が目を見開いた。


「誤解しないでください。彼女の能力が欲しいだけです。一介の男爵令嬢とは思えない思考。手元で育てたいだけですよ」


冷ややかな笑みを浮かべながら、ラティナが退出した扉を見るラウル伯爵に


「ミイラ取りがミイラになる、と言う言葉があるぞ」


バロー公爵が呆れた様に言った。


「面白い言葉です。ですが、子供など興味はありませんし、カイン・ロレンス男爵令息など、レナード王太子殿下の子飼いで無ければ、ものの数ではありませんから」


ラウル伯爵が鼻で笑いながら、レナード王太子殿下の子飼いを連れて部屋を出て行った。

なんとも花のない回になった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ