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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ミロク (最強の世界の最強者)

作者: セロリア

その力は阿修羅をも越え、その瞳は全てを見通し、その身体は何モノにも傷をつけられない。


生まれた時から仙人であり、生まれた時から修行をし、仙人を越えた仙人、了 (りょう)となった存在。


意識は常に神と繋がり、宇宙の意志と繋がり、思考は常に大いなる意識の中を旅する存在、それが了。


そして一見無気力な存在が、大いなる意識の中を旅し、答えを見つけ、意識が戻ってきた存在。


それが、ミロク。


ミロクとなった青年は仙界で遊ぶ者達をからかい遊んでいた。


ミロクは強く、誰も勝てなかった。


仙界の老人達は話し合い、人間界に落とす事にした。


ミロクは抵抗したが、次元の穴に落とされた。


そしてー。


走る、弱点無しのゾンビが居るこの人間界に落とされたのだ。


日本。


東京。


守山永手 (もりやまながて) 「はあはあはあ」走っている。


その後ろに仲間達も走っている。


女性も数名いる。


その仲間達がビルの門を曲がってこっちに来た。


その後ろから。


ゾンビ波《オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ》


ゾンビ波が押し寄せる。


必死に逃げる兵士達。


守山永手「はあはあはあはあはあはあ(も、もう駄目だ、人類はおしまいだ、壁も、罠も、全部駄目だった、もうおしまいだ、約束したのに!ごめんなさい、ごめんなさい皆!ごめんなさい!)」


バスが横転している。


行き止まり。


バスを迂回している余裕はない。


永手「ごべ、はあはあはあ、ごべっはい!!ごへ!なはあああ《ドゴオオオオ!!》へああああ!?」 突然バスがヘコんだ。


ミロク「うーん・・落ちてしまった・・どこ此処?」 バスの上で大の字。


永手「へこんだ部分から登れる!早く!皆こっち!皆あ!こっちだあ!早く!早くう!」


ミロクを見た。


永手「は!?」 止まる。


ミロク「うーん・・困った・・空飛べないし・・いやそもそも飛べたとして戻れるのか?うーん・・」 大の字。


永手「あ・あのう?」


ミロク「うーん・・」 大の字。


バス下から仲間達が登って来る。


神崎詩音 (かんざきしおん)「は?誰?」


永手「いや知らない、降ってきたんだ、それでバスが潰れた」


詩音「はあ?」


ミロク「うーん・・」 大の字。


詩音「早く逃げなきゃ!ねえ、あんたも早く!起きなさい!ねえ!」 起こそうと引っ張る。


全く。


ビクともしない。


詩音「!?何これ!?重!?」


ミロク「うーん・・君達さあ・・ミロクの世への行き方知らない?」 大の字。


詩音「もう、駄目・・逃げる!」 離しダッシュ。


ミロク「え?ちょ、ちょっと?」 起き上がる。


永手「ち!」 ダッシュ。


ミロク「ええ・・待ってよー帰り方教えてよー」 永手を追いかける。


永手「な!?」 隣に平然とついて来るミロクに驚く。


ミロク「あのさー、帰り方教えてくんない?なんか伝説とか、噂とかでもいいからさー」


永手「はあはあはあ、はあはあはあ、はあ?はあはあはあ、後で!はあはあはあはあはあはあ、い、はあはあはあはあはあはあ、今ははあはあはあはあはあはあ、逃げなきゃはあはあはあはあはあはあ」


ミロク「んー?ああ、あいつら?生きてはいるけどー、正気じゃないなー、殺していいの?話の邪魔なんだけど」


永手「はあ?はあはあはあはあはあはあ、やれるはあはあはあはあはあはあ、ならはあはあはあはあはあはあ、やれよ!はあはあはあはあはあはあ」


ミロク「うん分かった」 振り向き、アスファルトをー。


《ゴフ!!》 蹴った。


その瞬間、《      》巨大な気流が起こり、様々な岩、破片がゾンビ波を食った。


街の景色が変わってしまった。


隕石が地球をえぐったように。


ミロク「ふん、さ!これで話が出来るよね?帰り方教えて?」


《パラパラ、ゴン、ズズン、パラパラ・・》 変わり果てた街の姿に呆然とする一同。


詩音「うそーん・・」


永手「・・あ・・あん・・な、何者・・」 震える指差し。


ミロク「俺?うーん・・そうだなあ・・うーん・・俺はミロクって存在で・・名前はアトスって言うんだけど・・ミロクの世に帰りたいんだ!教えてくんない?」


永手「・・あ、ああー、ミロクね!ミロクの世!あーあー、知ってる知ってる!ただなあー、歴史会館を巡らないとなあー、見つけられないかもなあー?」


アトス「レキシカイカン?何それ?」


ゾンビ波《オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ》


永手「と、とりあえず、街を壊さないで、あいつらを殺せる?」


アトス「うーん・・」 何やら考えている。


永手「・・」


アトス「俺を利用しようとしてる?」


永手「い、いや・・」


アトス「なら、お前らを殺して適当に探すかなー」


詩音達は下がる。


永手「こっちの文字は読めるのか?歴史会館巡りしても、文字読めなきゃ意味ないぜ?取引きしようぜ?」


アトス「・・あいつらを殺せって?」


永手「その代わり、帰り方、一緒に探すよ!・・どうだ?」


アトス「・・」


詩音「ねえ!もう来てる!来てるってば?」


永手「うるせえ!どっち道もう駄目だ!俺達は、この人が居なきゃ全滅だ!だからー・・」


アトス「・・」


永手「だから、お願いします」 逃げず、土下座。


アトス「・・」チラっと詩音達を見る。


詩音達も土下座。


アトス「・・うーん・・うん!分かった!」《ボ!!》 500m直線、ゾンビ波がジャブの風圧だけで消えた。


アトス「宜しくねーはははははは」


永手「は・・ははは・・はははははは!」


詩音達『・・』


あらゆる方向。


まだまだ来るゾンビ波。



アトス「・・さあて・・少しは楽しいのかな?」



ゾンビ波 《オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ》



アトス「この世界は」


《END》



続きをもう少し書こうかな・・どうしようかな。

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