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第2話 特例

ジュリとノロイはフィオが、神のもとからなかなか帰ってこないので

不安になっていた。

ノロイ「どういう裁定になってるんだろうねえ…」

ノロイは呟く。

ジュリは、なんということをしてしまったのだろうという表情で、

ジュリ「私が 私が悪いんです 魔が刺してモニターなんて

見に行かなければ こんな事には…」

ため息を吐く。


ノロイ「まあ ハバキの潔白が証明されれば アンタも罪が軽くなるし

気分も軽くなるさ ハバキもダンジョンもまた復活できるさ!」

ノロイは明るく元気づける。

ジュリ「はい… そうだといいんですが…」

ジュリは元気なく答える。


ここは、神の間。守護天使が控えている。

フィオが入ってくる。

守護天使「何用だ?」

フィオ「はい ハバキダンジョンについてのご報告を」

守護天使「いかがいたしましょう? 神さま」

奥のヴェールのかかった椅子から声が聞こえる。

神「よい 通せ」

守護天使「はっ!」


フィオは椅子の真下まで来た。

神「ハバキダンジョンは無事破壊出来たようだな

あんないかがわしいダンジョンとマスター 破壊せねばいかん

それこそお前たち ダンジョンブレイカーの役目だ

エッチな事など ワシが許さん!」


フィオ「おっしゃる通りです それで今回こちらに出向いたのは

天の使いである ジュリからの報告を受けての事です」


神「ああ 知っておるぞ あのハバキの相手をしたエッチな娘じゃな」

フィオ「はい その娘曰く 禁止されていたハバキダンジョンのモニターを見るため

夜訪れてハバキが 断るのも聴かず 懇願しモニターを見たとか

これは 誠でしょうか?」

神「ああ ワシは見とったぞ」

神さまは頷く。フィオは続ける。

フィオ「では そのモニターを見てジュリが 自由な女性たちを見て

自分も弾けてみたいと思い ハバキに溜まっていないか?と問い

せめてもの気分転換に 短パンを履いたスカートめくりをして

じゃれあった と言うのも本当でしょうか?」


神さまは鼻を鳴らし答える。

神「まことにエッチじゃろ! ダンジョンごとハバキは

あの世に行って当然じゃ! スカートめくりなどというものが

大の大人に許される訳ないじゃろう! 破壊的エロスじゃ!

神が許してもワシが許さん! …あっ 神はワシじゃ」


フィオ「しかしながら神さま これまでハバキダンジョンで

私が裁定してきた基準からすると これはあまりに軽度のエロスです

再度検討の余地があるかと思われます」


神は渋い顔をする。

神「しかしのう 許せんかったしのう 何か罰は与えてやりたいのう」

ヒゲを撫でる。フィオに案を出させようというのだ。

フィオ「では こういうのはいかがでしょうか?

ハバキダンジョンは1からやり直し ジュリの罰は代わりにハバキが受ける」

神はフィオを指差し言った。

神「それじゃ! それいいのう まさに救いの手じゃ!」

フィオ「それではそのように 処理いたしますので

これにて失礼いたします」

神「またのう ハバキに甘くするでないぞ」

フィオは神の間を去った。


ノロイがフィオに気づく。

ノロイ「おい フィオちゃんきたぜ」

ジュリは顔を上げた。

ジュリ「フィオさん あの裁定の結果は? 神さまはなんと?」


二人を前にしフィオが口を開く。

フィオ「ジュリさん まずあなたはお咎めなしです

ハバキさんですが ジュリさんの罰を代わりに受けてもらいます

しかし 神は寛大です ハバキさんはやり直すことができます

再び蘇るのです まあ ハバキさんのダンジョンは1からですがね…」


ジュリは嬉しさのあまり泣き崩れる。

ジュリ「ハバキさんごめんなさい そして待ってます」

ノロイ「とりあえず よかったな!」

二人で喜んだ。


一方、賽の河原では子供とハバキと鬼が野球ごっこをしていた。

毎日同じことの繰り返しでは飽きるからである。

ハバキが提案して、教えた。

子供が豪速球を投げる。

鬼「なんの!」

ぶんっと金棒を振る!

ハバキ「ストライーク!」

こうしてあの世でも相変わらず時は流れる。

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