プロローグ ダンジョンブレイカー来訪
俺の迷宮はかくして壊れることになる。
そうエロスだ。
ダンジョンブレイカーと呼ばれる、神の使いの天使。
いや、破壊の使いがこのダンジョンをたびたび、裁定しに来る。
そして気に食わなければ、俺の迷宮は瓦礫に帰るのだ。
その日、破壊の天使、フィオがまたやってきた。
どすの聞いた声で、俺に話しかける。
フィオ「こんにちは ごきげんよう 進歩のほどはいかがでしょうかぁ?」
俺より少し離れたとこに降りる。
フィオの見た目はとてもかわいらしく、小柄な体格ではねた金髪のショートカット、
みじかい羽根をピンと上に立てている。
広い大きなスカート姿、パンティは何色だろうか?
白じゃないよね。水玉かクマさんのパンティであってほしい。
ちっちゃなお胸はたぶんブラとかしたことないよね、信じてます。
白い靴も履いている。
でも顔が怖い。眉間にしわが寄っている。
フィオ「ハバキさん さきほどから なにをじろじろとみているんですかねえ?
失礼ですよ?」
フィオは眉を上げる。笑ったら可愛いだろうに・・・。
俺の名はハバキという。すまなそうに笑い顔をしながら、
ハバキ「いやあ フィオさんがあまりに 美しいから見とれちゃいましてね」
フィオは呆れる。
フィオ「さて ノロイさんは? あとジュリさんはどこでしょうか?」
ハバキ「たぶんノロイさんとジュリさんも もうすぐ来るかと思います」
その時、マスタールームの扉が光って開いた。
中から出てきたのは、頭がつるつるにハゲた中年のオッサン、名前はノロイ。
見た目は八百屋だか魚屋の親父のような恰好をしている。
ノロイ「おっはよーさーん! あ フィオちゃん! おはようございます!」
フィオ「ずいぶんと遅いですね ノロイさん 神からの使いなのですから
もっとちゃんとして下さらないと・・・」
フィオは、ため息をつく。
その後ろから、またいきよいよく扉が開き、中から女性が出てきた。
彼女の名前はジュリ。
20代ほどに見えるくらい若く髪が長い。
全身暖かい色の服を着ていて。スカートや上着の丈も長い。
そして何より目立つのが、真っ白なエプロンである。
ジュリ「おっ おはようございます 遅れてすみません!」
ジュリは深々と頭を下げた。
なかなか頭を上げないので俺は声をかけた。
ハバキ「ジュリさん おはよう フィオさんきてるよ」
ジュリは慌てて頭を上げる。
ジュリ「気づかず申し訳ありません! フィオさん!」
また頭を下げた。
フィオ「いいんですよ それよりも 最近どうですか?
エッチな目にあってませんか? エッチな格好とかしてませんよね?
いけませんよ!?」
ジュリは目を泳がせながら答える。
ジュリ「こっ この格好を見てください 完璧にエッチじゃないです!
触られたりしたらビンタします!」
フィオ「いいでしょう その調子でお願いします」
ジュリが深いため息をつく。
フィオ「さて 今日来たのは他でもありません
あるルール破りがあったからです!」
フィオはハバキを指さす。そして話し続ける。
フィオ「ハバキさん! そしてジュリさん!
あなた方はノロイさんや私がいない間に
ふたりでエッチなことをしていたでしょう!
神様が見ていたと証言なさっています! これは誰にも否定できませんよ!」
フィオはふんぞり返って、怒っている。
ハバキは、あちゃーという表情を。
ジュリは、ああ、恥ずかしいという表情を。
ノロイは、何やってんだよという表情をした。
かくして、ダンジョンブレイカーの裁定は下る。
フィオ「このハバキダンジョンを、ぶっ壊します!!!!!!!」
フィオは大きなハンマーを軽く持ち上げると、ぶんっと床に叩きおろし。
エロスによって、ハバキダンジョンはハンマーの一撃で崩れていた。




