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俺だって誤解なんて招きたく無い!!でも違うんだよ!!

おーけーおーけー

落ち着け、あの野郎最期の「あ、やべぇ」ってこういう事か。

とりあえず能力をしっかり把握しないとな。

いそいそとステータスをチェックすると、いろんな機能があるのがわかった。


生産系能力と戦闘系?能力の2種類に分類される。

奇術魔法ととりあえず呼ぶことにしたコレはなんとも俺が夢見た魔法使いからは大きく異なっていた。


・「財布から火」指定した財布から火を出す能力 ボヤ程度の火力 安全第一

・「ハト出し」鳩を出せる。最大でオウムまで出せる

・「トランプ出し」トランプを出せる

・「脱出」拘束された状態から抜け出せる

・「人体交換」指定した相手と自分を入れ替える

・「人体切断」指定した人体の場所を切断できる、血は出ない。安全第一

・「空中浮遊」空中浮遊、地面から最大5メートル浮遊出来る。スピードは10キロくらいしかでない

・「スリ」スリが出来る、犯罪には使わないように!

・「鍵開け」鍵が開けれる。犯罪には使わないように

・「視線誘導」相手の視線を誘導できる。バスケには使えない

などなど。うーん、たしかにみたことがあるマジックの現象ばっかりだ。

スリなんかは普通に使えそうだけどでも捕まるのは嫌だなぁ。


あと能力はガチャで増やせるようだ。増やせるのは奇術魔法だけみたいだけど。


「とりあえず、街に行こう」

使い道を考えながら街に向かって歩き出した。





「兄さんどっからきたんだい?」

いきなり検問に引っかかる。しかしどうしよう、俺ここ以外の地名知らない。

悩んでいると検問の兵士たちも訝しげな顔になっている。

とりあえず適当な嘘をいって誤魔化すことにした。

「えっと、この道をまっすぐいったところにある街から、この街がいいって聞いてきました」

「ああ。エンラークからか、職業は?」

「奇術師です。手品師ともいいます」

「きじゅ…てじ…え、なに?」

通じないのかよ!!!

俺は絶対誤解されるだろうなと思いながら

「マジシャン(奇術師)です。」

「おお、マジシャン(魔法使い)か。じゃあ冒険者ギルドにいくといい。入ってまっすぐ歩いていったところだよ。数がなかなか揃わないからすぐに仕事貰えるさ」

兵士さんのいい笑顔に大分苦笑いしながら、教えられた道を歩き始めた。

仕事貰えるといいなぁ……



この世界の冒険者ギルドは市役所みたいな役割も果たすらしい。ハローワークと市役所が合体してるようなものなのだろう。割と綺麗な内装の建物に入り、案内図を見ながら案内カウンターに行く。

おお、あれが噂の受付嬢!なんか市役所員みたいな雰囲気。

「こんにちは、ギルドにようこそ。本日はどうされましたか?」

「すみません、この街に来たばっかりで全然右も左もわからないんですが……住む場所と仕事を探してます」

「なるほど、とりあえずの宿でしたら一泊2000エンのザブトン亭がいいと思います。仕事の方はお客様の職業適正によるんですが」

「えっと職業はマジシャンなんですが、どのようにお伝えするべきか」

この世界に奇術ってあるのか…?いやまぁ世界最古のエンターテイメントだとは言うけど

「マジシャンですか!ちょっとまっていて下さい!」

そういうと受付嬢さんはあっという間に席を立って何処かに行ってしまった。


俺のバカ!絶対なんか違うフラグたってるよ!!!

奇術師っていっても伝わらないのどうしようか……


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