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コンクリートジャングルオブハザード  作者: バッド
20章 たまには暮らす人々を眺めよう

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331話 おっさんは狼を愛でる

 空中戦艦からトラクターポータルで降りてきたおっさんは酔っていた。ちょっとフラフラとしながらのんびりと叫んでいる瑠奈へとどこどこと歩き近寄る。


「やぁやぁ、なにをしているのかな、瑠奈さん?」


 珍しく泥酔しているおっさんこと朝倉遥である。もはやこのおっさんは役に立たないので、物置に仕舞っておいた方が良いと思われる姿であった。


 スーツ姿は少しYシャツは飛び出して、着こなしもぐだっとしている。いつもナナシと会っている人は他人だろうとスルーするほどのだらしなさであった。あとはネクタイを頭で結べば完璧であったが、そのネクタイは何故かサクヤが結んで踊っていた。あーよいよいと。


 大型のワーカアントはその大きさも蟻の姿もあり、見慣れないと不気味である。見慣れると子供たちが止まっているワーカアントによじ登ったりして遊ぼうとするので現場監督は追い払うのに大変であるが。


 誰かが乗せて遊んだことが広まったので、子供が集まるようになったという噂だが、私じゃありませんよと全力で否定している少女がいるらしいので、犯人は不明ということにしてある。


 ぴょこんと生えたシベリアンハスキーの耳と尻尾がある俺っ娘少女。最近は獣っ娘の方がいいだろう大上瑠奈がワーカアントの前に立ちはだかり自動生命保護システムが働き、ワーカアントはその動きを止めており、工事は中断していた。


 その瑠奈の目の前に酔っ払ったおっさんが近づいてきたので、瑠奈は警戒の視線を向けてきた。当たり前である。崩壊前でも酔っ払ったおっさんが近づいてきたら、無視して離れようとするのが他人の行動だ。崩壊した世界ではもっと危険かもしれない。まぁ、今日は宴会が行われているので、酔っ払ったおっさんが近づいても少しだけの警戒ですむかもしれないが。


「なんだよ、おっさん。酔っぱらってるじゃねぇか。何の用だよ?」


 ムスッとしながら遥へと声をかける瑠奈へと問いかけを問いかけで返す。


「それはこちらの言葉だ。なぜ君はここにいるのかね? 皆は宴会で美味しいご飯や久しぶりの甘味を味わっているはずだが?」


「………俺は宴会に興味はないんだ。それより、ここには人が住んでいるんだから更地にするのはやめろよなっ」


 少し顔を暗くして瑠奈が言ってくるが、ここは外縁でありそんなに人は住んでいないはずだと首を傾げる。なにしろゾンビたちが現れる場所なので危険極まりないのだ。レジスタンスがこのコミュニティを解放した後は人々は中央へと移動したはずである。なにしろ廃墟ビルはたくさんあり、人々は余裕で暮らせるのだからして。


「まだ住んでいるのか? よし、おっさんがその場所を見てやろう。ほらほら案内しなさい。うははは」


 酔っぱらったおっさんを見て呆れる視線になる瑠奈が嘆息しながら、こっちだよと案内する。


 そこは地下通路であった。どこかで見た覚えのある場所だ。


 というかサラたちが住んでいたライブハウスであった。


「ここにはまだ人が、子供たちが住んでいるんだよ。だから更地は駄目だ」


「あぁ、まだ住んでいたのか。子供たちを連れて移動したと聞いたんだが………」


 おかしいなと首を傾げて不思議がる。子供たちがいるのでサラはすぐに引っ越ししたはずだと。


「なんだよ、知ってたのか。でも子供たちがここにまだ大事なものを置いているんだ。だから駄目だ」


 ふんふんと鼻息荒く告げてくる瑠奈を見て、納得する。


「なるほどね~。こららが大事なものと………」


 ライブハウスに入ると生活に必要な物は持っていったのだろう。結構ガランとしているのだが………。


 ぬいぐるみやらトランプやら、どこかで見た段ボール箱の車とかが置いてあった。


「そうか………。まぁ、大事な物として貰えるとは嬉しいね」


 優しい笑顔で瑠奈を見て、子供たちとは意外な物を大事なものにするんだなぁと思う。まさか段ボール箱で作った車を大事にするとはね。


「すぐに取りに来るはずだから、少しここの工事は待ってくれよな」


 なぜ優しい笑顔におっさんがなったのかわからずに戸惑いながらお願いをしてくる瑠奈へと頷きで返す。


「いいよ~。いいですよ~。仕方ないなぁ~。では代わりにボッチの子犬は俺たちの宴会にご案内かな~」


「なっ! 俺は宴会に興味はないと言っているだろう!」

 

 その言葉に焦りを見せる瑠奈。子犬呼ばわりされるとはと、少し顔が赤い。


「いやいや、私はブラシも持っているからさ。ちゃんと綺麗に梳かしてあげるよ」


 ふんふふ~と酒臭い息を吐いてブラシを見せるおっさん。もはや通報しても問題ないだろう。


「はっ。俺を捕まえたらいいぜ? 捕まえることができたらな」


 にやりと笑いを見せる瑠奈。


「勝負ごとにすると、うちのメイドのように地下帝国行きになるよ~? 仕方ない。勝負しようじゃないか。ほら、3数えるから逃げてみて~」


 おっとっと、酔ってるよね、私とふらふらと体を揺らす遥である。


 瑠奈は呆れた表情になるが。それでも勝負は勝負だと身体を僅かに沈めて地を蹴り移動する。


「じゃあなっ、おっさん! あんまり酒は飲むなよっ」


 目の前の酒臭いおっさんへと注意をして、視界が流れるような速さで移動する。


 酔ったへんてこなおっさんだなぁと思いながら離れていく。


「いーち、にー、さーん」


 のんびりと数を数えている声がどんどんと離れていき、瑠奈は今日はこれからどこに行こうかと考えて


「へ?」


 ぐるりと視界が変わり、ライブハウスへと戻っていた。というかポスンとおっさんの腕の中にいた。


「うははは~。神様からは逃れられないのだ~。知らなかったのかね? 私の勝ち~」


 ゲラゲラと笑うおっさんの声に驚きで動くこともできない。今まで車のような速さで走っていたのに、おっさんの腕の中にいるのだから。


「な、なななな。なんだよ、なにがおこったんだ?」


「まぁまぁ、お姫様だっこをされながら宴会場にご案内~」


 なにが起こったかは答えずに、ゲラゲラと笑いながら移動を始める。


 すぐにトラクターポータルへと辿り着き、艦内へと入っていく。瑠奈はその様子を呆然として見ていた。


 未来的なフォルムの通路、ブリッジへと繋がる扉が開いて中へと入ると


「なんだ、これ? 酷い光景だな………」


 ブリッジ内には変身をしておいたドライたちやツヴァイたち、そしてメイドズが酒盛りをして騒いでいた。


「マスコットキャラの瑠奈さんを連れてきたぞ~。さぁさぁ、なんでも食べてくれ。私は耳と尻尾を梳くから」


 お姫様だっこはやめないおっさんなので、ジタバタと暴れようとするが


「ではブラシの力を見せてもらおうか~」


 アハハ~と笑いながら、どっかと座りこみ尻尾をブラッシングするおっさん。


 スイッとブラシが尻尾を撫でていき


「うひゃぁぁぁ」


 その気持ちよさに瑠奈は驚くのであった。



 

 少しして、お姫様抱っこは止めてくれたが、それでも時たま尻尾やら耳をブラッシングされて、わぉ~んと尻尾をフリフリとして喜びを見せる子犬こと瑠奈はおっさんの膝枕をされながら鳥のもも肉を齧りついていた。よく焼けており肉汁がジュワッと口に広がり美味しい。


 久しぶりのまともな肉なのでガツガツと食べる。寝っ転がって膝枕を受けながら。


 そうしたら、グイグイと膝枕をされる瑠奈を押してくる子がいたので見ると金髪ツインテールのメイドの少女であった。なぜか犬耳と尻尾をつけているが、つけ耳と尻尾なのは明らかだ。尻尾はベルトタイプについている。


「あんまりナナシ様に甘えないでください。私がこれから甘えるので、少しどいてくれませんか?」


「あぁ、んじゃ、半分こずつな。ブラシは気持ちよいし」


 チョロインがここにいた。それかブラシの力が凄すぎるか。たぶん後者の可能性が大。


「仕方ありませんね。ナナシ様、私にもブラッシングをお願いします」


「しょうがないなぁ。んじゃ、ナインは髪の毛を梳かそうね」


 ほいほいとブラッシングをするおっさん。それを目を閉じて嬉しそうにする目の前の金髪ツインテールメイド。


「はぁ~。おっさんはナナシかぁ、たしかこの間来た大樹のお偉いさんだろ? この間と様子が違いすぎるけど」


「まぁ、オフは必要なのだよ。オフは。瑠奈さんの尻尾の付け根をブラッシング~」


「ひゃわぁっ! そこはダメだって。お尻にあたっちゃうだろ!」


 気持ちよいけど、恥ずかしいと顔を真っ赤にして答える瑠奈だが逃げる様子もなくちょこんと寝ている。ブラシの魔力にやられてしまった哀れな子犬であった。


「うりうり~。それじゃ、耳の付け根にも~」


「ナナシ様。私も髪の毛が少しパサついているんです」


 ナインと呼ばれたメイドが唇を尖らせて言うので、ほいほいとツインテールを梳き始める。


 変わった奴らだなぁと瑠奈は思いながら、周りをぼんやりと見ていると


「で、宴会に加わらない本当の理由はなにかな? 子犬ちゃんや?」


 優しい声音で尋ねてくるおっさんに、少しビクリと体を震わす。


「宴会に興味がないって言ってるだろっ! 俺は孤高の狼なんだ」


 クックックッと笑みを深くして遥はその言葉を否定する。


「嘘だね。レジスタンスを裏切るような感じで抗議活動をしたから、後ろ暗いんでしょ。まぁ、見かけと違って小心者だなぁ~」


「うぅ………。よくわかるな? せっかく解放したコミュニティでレジスタンスが主導権を握っていたのに、俺はそれを駄目にしたからな………」


 むぅと悲しそうに息を吐き、本当の理由を伝えてくる瑠奈へと、遥は優しく頭を撫でる。


「いやいや、そこは人々の生活を豊かにするべく行動をした英雄という感じだろ。皆は君を待っていると思うよ」


「そうか? でも俺を責めてくる人間はいると思う………」


 ぐりぐりと遥の膝へと頭をおしつけつつ、気弱なことを言う瑠奈へと苦笑交じりに教えてあげる。


「その何十倍の人々が君を守るだろうよ。さぁ、皆の前に姿を現すときだよ」


「それどういう意味?」


 どういう意味かと聞こうとした瑠奈であったが、ドスンと床に落ちる感触がして驚く。


「いてっ! なんだよ、おっさん、急に膝から落とすなよ」


 顔を持ち上げて抗議をしようとする瑠奈であったが


「お~、我らが英雄のご帰還だ!」

「たっぷりと肉があるぞ」

「ジュースもあるよ~」

「耳を触らせて~」


 目の前は艦内のブリッジではなかった。いつの間にか街へと移動しており、しかも宴会中の人々のど真ん中にいた。


「へ? ここどこ? え? 俺は空中戦艦にいたんじゃ?」


 驚きで声も出ない瑠奈へと人々が集まり、めいめいのもつ食べ物やら飲み物を笑顔で勧めてくる。耳や尻尾も触ろうと子供たちも寄ってきて一気に周りは騒がしくなるのであった。


「なんだよ………。今のは夢? どこまでが現実だったんだ?」


 戸惑う瑠奈であったが


「ほら、楽しもうよ、英雄ちゃん」

「かんぱーい! ほら、皆! もう一回乾杯だ!」

「そうだな、我らが英雄様にかんぱーい!」


 喜びの笑顔で人々が言ってくるので、照れながらも嬉しく思い瑠奈は宴会へと人々の輪へと入っていくのであった。





 ブリッジ内で、その様子をモニターで見ていた遥はうむうむと嬉しそうに頷く。


「良いね良いね。どうも瑠奈さんは周囲から一歩引いた娘だったからね。なんだろう、たぶん今までの環境がそうだったんだろうね。ネガティブな思考をする強気な娘っていう珍しい少女」


 遥に膝枕をされながら、ナインが柔らかな笑みを浮かべる。


「そうですね。彼女はなにか行動をしても、人々の負の部分。受け入れらないというネガティブな部分ばかりを考えて行動していましたからね。そろそろ善意の報酬を受けても良いと思いますよ」


「ご主人様のナデポ………ついにナデポをご主人様が取得したのですか? ちょっと私の頭も撫でてください。私が頬を赤らめたらナデポスキルを取得したと認めます」


 サクヤがアホなことを言いながら、頭を突き出してくるので、頭突きで返す遥。


 ごつんと音がして、痛がるフリをして床を転がって見せるサクヤ。


「それはナデポじゃないですよ~。なんでご主人様は素直に行動しないんですか?」


「サクヤ相手だからだろ~。というか、酔っ払っているという大義名分がないと獣っ娘をお姫様抱っこしたり、耳や尻尾をブラッシングしたりはできないよ?」


「あ~。やっぱり確信犯でしたか。酔っぱらっているんでという言い訳でセクハラをする………最低ですねっ」


 サクヤがニヤニヤと笑いながら、核心をついてくるので苦笑で返す。


「まぁ、良いじゃないか、たまには。もし訴えられたら知らぬ存ぜぬ、あの時のことは記憶にありませんと私は言い張るからね。きっと時空が乱れていたんだと言いはるからね、この世界線ではなかったことだと言うからね」


「そういうことを言うと、酔っぱらっているんでという大義名分を理由にする娘がいるので注意した方が良いですよ」


 ぷぷぷと口元を手で隠しながら恐ろしいことを言うサクヤ。


 はっ!とツヴァイたちを見ると、体に悪そうな飲み方をしていた。一斉に今の話を耳に入れて、ラッパ飲みをしている。人間ならばあんな飲み方はしてはいけませんと注意をする飲み方だ。ごくごくと酒を飲みすぎである。


 そうして、こちらへとキランと肉食獣の眼を光らせて言う。


「司令。私は酔ってしまいました。なので、仕方ないです。記憶にありませんので」


 キシャーと襲い掛かってくるツヴァイたち。なんとかダイブによる突撃を一斉にしてくるので恐怖で顔色を青くする。やばい面倒なことを言っちゃったと。


 司令がそういうなら、それが正義ですと信じるツヴァイたちであるので、泥酔したフリをして襲い掛かっても良いよねという考えに至ったのであろう。


「ですが、その行動は私という壁を乗り越えないと駄目ですよ?」


 ニコリと可愛く笑顔を浮かべるナインが手を僅かに動かすと念でできた糸が周囲を埋めるようにして、あっという間にツヴァイたちはビシビシと糸に絡まれて、ミノムシ状態になるのであった。なぜかサクヤもミノムシ状態になっているのだが、ついでにミノムシ状態にしたのだろうか? ナイン、恐ろしい娘である。


「くっ。どんな行動もあの金髪ツインテールを倒さないと駄目みたいですね」

「連合です。皆で連合を組みましょう」

「隙を見つけましょう。今度司令が外に出る時を狙いましょう」

「サクヤ様からおっさんゴットになるという映像を見せてもらいましょう」


 最後の発言者の言葉から、サクヤの編集したおっさんの黒歴史日記は門外不出にしておかないとと決意する遥へとサクヤがミノムシ状態で尋ねてくる。


「どうやら、超能力はレキ様と同様のことができるようになりましたか?」


 先程のショートテレポートしかり、なにげにお姫様抱っこをする際にも超能力を使用していたと看破をしていた銀髪メイドだ。


「ん~。まだ使い方がいまいちだな………。おっさん+3はレキの超能力スキルは使えるようになったのは良いけれど………。ステータスが低すぎるせいか、たぶんショートテレポート以外は役に立たないと思う。あと何故か統率がレベル9になってるね」


 遥はおっさん+3になり、レキと同等の超能力を使えるようになった。ただステータスは低すぎるためにどんな攻撃、治癒超能力もしょぼい力となるのは間違いない。使えるのはテレポート系というステータスの値に頼らない能力だけだろう。それも数キロ範囲という制限付き。レキの時とは範囲も違う。なぜか超能力を使用する際のESP量はレキと同等であると思われるが。


「なんというか………悲しい力だよね。宴会芸にもならないレベルだよ、クリエイトアイスもちっこい氷が生まれるぐらいだよ? しょぼすぎる~」


 知ったときは小躍りして喜んだのだ。遂におっさん無双が始まると。しかしながらどう考えてもおっさんが敵に無双される未来しか想像できなくて嘆いた遥である。


 そうして、ドデンと仰向けにひっくり返り残念だと口にするおっさんであった。実際に残念過ぎる力であるので。


「まぁ、ご主人様に相応しい力ですよ。ぶふっ」


 吹き出すように笑うサクヤへと手を向けてジト目で超能力を発動させる。


「サイキックレーザー」


 不可視のレーザーがサクヤへと命中するが………。


「あ、肩のそこらへんにお願いします。肩が凝っているのでちょうど良いです。あ! この技はまさかエッチ用!」


 サクヤへと命中するが、肩こりに効くぐらいの威力であった。空間を歪める威力があるはずなのに、服も破れないどころか多少の振動を与えるだけであった。そしてサクヤの発言が変態すぎる。


「はぁ~。まぁ、超能力が使えるようになっただけ良いと考えるべきか。あれだよ、昔のゲームのテレポート要員。MPを一軍が使うのがもったいないから、二軍にそれだけ使わせるとかいうやつ」


 まさにおっさんに相応しい役どころだ。ピッタリすぎるかもしれない。


「今度は私がマスターを膝枕しますね」


 ていっと可愛い声をかけて、ナインが遥をぐいぐいと押すので、膝枕を受けるべく寝っ転がるおっさん。


 優しい手つきでナインが撫でてくるので、気持ちよいなぁと思いながら考えを口にする。


「これからも私は強くなるのかなぁ? 統率レベル9の力ってどれぐらいだろ?」


「そうですね、これからも強くなると思いますよ? それと統率の力を見たいのであれば、今なら多様な使い方をできると思います。戦闘しかり、工事しかり」


「ふむ………。それなら苦戦している静岡方面を見てくるかな。なんであそこが苦戦してるかもよくわからないし」


 強い相手もいないのに苦戦する理由が不明である。なので次の場所は決定だねと思うおっさんは酔っているので、眠りにつくのであった。



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― 新着の感想 ―
[一言] >昔のゲームのテレポート要員。MPを一軍が使うのがもったいないから、二軍にそれだけ使わせるとかいうやつ ブライかな?ブライだね。 ライアンとトルネコと一緒に仲良く馬車で座席を温めてたよ。
[一言] おっさんゴット… ゲットの過去形かぁ(一瞬誤字を疑った)
[一言] 事案ですね。 おさわりまんこっちです。
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