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捨て石同然で異世界に放り込まれたので生き残るために戦わざるえなくなった  作者: よぎそーと
四章

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第69空間 保留状態となっていたものの再進行

「奥へ、でありますか」

「ああ」

 二人の声がそこで止まる。

 トモキの話を聞き終えたカズアキは、何と言ってよいのか考えあぐねている。

 それだけトモキの言葉は重かった。



「確かに探索は必要でありますが」

「それも、今のような調子でやってるわけにはいかない。

 もっと奥まで突っ込んでいかないと」

 現在分かっているのは、最初の空間から5つか6つほど離れた場所までである。

 そこまで進むのにも一ヶ月かかっている。

 更に遠くまで進むとなると、簡単に帰ってくる事は出来なくなる。

「もっと遠くまで。

 何がどうなってるのかを調べておきたい。

 何も分からないかもしれないし、何も見つからないかもしれないけど」

「それでも行くでありますか」

「調べられた所までには何があるかは分かる。

 そうしたら、それから先の探険も楽になるだろ。

 その為にもさ、今のうちに出来る事をやっておきたいんだ」

 探険には時間がかかる。

 出来るだけ遠くまで調べるにしても、人間の足では限りがある。

 今ですら、たった5つの空間を横切るだけで一ヶ月がかかっている。

 更に遠くまで調べるとなると、何ヶ月どころか、何年もかかる事になりかねない。

 それでも、未踏地領域をそのままにしておくわけにもいかないだろう。

 少しずつでも進めておかねばならない。

「ここから抜け出す方法も見つかるかもしれないし」

 確実な話ではない。

 もしかしたら何かが見つかるかもという希望を抱いてるだけだ。

 だが、調べねば何も分からない。

 だからこそ、先にある空間を調べにいかねばならなかった。



「それは分かったであります。

 でも、それだけの人を集めるとなるとかなり難しいと思われるでござる」

「なに、人はレベルが低くてもどうにかなる。

 新人でも構わないくらいだよ」

 それはここ最近のモンスター退治ではっきりしていた。

 ボウガンを大量に持たせれば、それだけで大分有利に戦闘を進める事が出来る。

 以前と違い、レベルの高い者を揃えねばならない、場合によっては他から引き抜かねばならない、というわけではなくなってる。

「やる気のある奴がいればいい。

 遠くまで行く気力のあるのだけいればいい」

 重要なのはそこだった。

 気持ちや気力、意志というのがくじけては困る。

 いつ帰ってくるか分からない、そもそも帰る事すらないかもしれない。

 そんな事をやろうというのだ。

 能力ももちろん大事だが、何よりも意志がものを言う。

 道具も能力も全て備えたら、あとは気持ちの強さが重要になる。

 今はそんな十全な状態では無いが、何にしてもやり通そうという意志がなければどうにもならない。

「とにかく希望者がいるなら連れていきたい。

 でなけりゃお話しにならなん」

 レベルなどは要求しないが、それだけは譲れない条件になった。



 ただ、今すぐ出るというわけにはいかない。

 もう少しだけ人を育てる必要がある。

 その為、再び組み分けをしていく事になった。

 シンイチとユキタカとも再び分かれ、新たな者達を加えていく。

 加えるのは新人。

 再びボウガンを購入し、彼等に与えていく。

 前回参加していた者は引き続きトモキの所で行動していく事になる。

 そしてシンイチとユキタカは新たに新人を加えて旅立つ事となった。

 彼等もそれなりにレベルを上げており、モンスターを相手に渡り合えるくらいにはなっている。

 あとは新人を上手く使い、なんとかモンスター退治をこなしていく事が求められる。

 一応二つに分かれる事にはなるが、それでも完全な別行動というわけではない。

 向かうのは同じ場所である。

 その空間にある別のトンネル前で待ち構える事にした。

 可能な限り相互に協力出来るようにする為である。

 同じ空間であれば多少は連絡も取りやすい。

 即座に救援というような事は出来ないだろうが、それでも完全な孤立にはならない。

 また、仮にどちらかが全滅した場合、その事を情報として持ち帰る事も出来る。

 そうならないのが一番であるのは言うまでもないが。

 そんな訳でトモキ達は、新たな体制でモンスター退治、及び新人育成強化特訓へと向かっていった。

 期間は六ヶ月。

 旅立つ時にはギリギリでまだ到着してなかった新人達と入れ替わるような形になる。



 トモキの探険とそれについていく者の募集は、この六ヶ月の間に行う事になっている。

 希望者があらわれるか分からないが、何人かそういった者があらわれる事を願った。

 さすがに一人で出向くのは危険すぎる。

 それは最初の時につくづく感じた。

 例え戦力にならなくても、何人かの仲間がいないとどうしようもない。

 不意打ちを避けるための見張りはどうしても必要になる。

 戦闘だけならトモキだけでどうにかなるが、それが全てではない。

 最低でも二人は同行者が欲しかった。

 可能であれば、ある程度レベルを上げた者が。

 そこまでは望めないにしても、最低現の人数は欲しかった。

(贅沢は言えないけど)

 危険な旅に同行する者がいるかどうか分からない。

 それでも、誰かが付いてきてれればと思った。

続きは明日。

出来れば複数投稿したいが。

さて、どうなるやら。

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