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捨て石同然で異世界に放り込まれたので生き残るために戦わざるえなくなった  作者: よぎそーと
四章

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62/102

第62空間 様々な方面に迷惑をかけていますが、それでもやっておかねばならないかと

「モンスターを倒しにいく事で稼げるけど、出向くだけでも危険。

 でも、これをこなさないと先に進めない」

「とんち問答じゃあるまいに」

 戻ってきたトモキを交えたいつもの会議である。

「頭数は増えたけど、まだ戦力とは言い難いでござる。

 こんな者達を連れ回すとなるとさすがに……」

「稼がないと食えないのは確かだけどね。

 でも、さすがにこれは色々考えちゃうね」

 義務や義理があるわけではないが、今ここにいる者達を無駄に死なせたいわけではない。

 いらない者達を排除して残った者達である。

 このんで排除する理由は今はない。

「上手く成長させられればいいのでありますが。

 でも、そうなると危険が」

「それなんだけどな」

 懸念を表明するカズアキに、トモキは考えを披露していく。



「一度巡ってみたんだが、俺らが一ヶ月で行ける場所あたりまでモンスターの強さはそう変わらない。

 一体なら俺らでも倒せるくらいだ」

「そのようでありますな」

「それで、探険も兼ねて少人数で旅をしていけばいいと思うんだ。

 行く先でトンネルは幾つもあるし、その都度分かれていけばかちあう事もない。

 広範囲を調べる事が出来るから、調査も一気に進められる」

「まあ、理屈ではそうだろうね。

 でも、そうなるとやっぱり人手もレベルも足りなくなるんじゃないかな。

 守りにも何人か必要になるんだし」

「それはそうなんですけどね。

 でも、レベルの高い者二人に、新人二人の四人くらいなら何組か作れるんじゃないかと」

「うん、まあ……それなら確かに」

 防衛としてモンスターを倒す者を何人か残さねばならないが、防備がしっかりしていれば少人数でも結構どうにかなる。

 夜間も含めた交代要員を用意しなくてはならないが、その分を控えても何組かは編成出来る。

「モンスターを探す為に『発見/察知』が必要になるけど、それも貢献度を増やした奴に身につけさせれば効率は上がる。

 この前一緒だった二人が貯まってるはずだから、まだ使ってないならそれを優先させてやってくれ」

 その二人に同じくらい戦える者を一人、新人を二人くっつければ、それだけで二組が出来上がる。

「あと、俺が二人くらい連れて行けば、三組出来上がる。

 今ならそれくらいの人数はどうにかなるだろ」

 今現在のトモキ達の人数は43人。

 その中から11人である。

 決して余裕のある数ではないが、ギリギリどうにかなる。

「そろそろ新人追加の時期になるし。

 足りない人数は彼等を用いる事で、どうかお願いします」

 頭を下げて頼み込む。

「……まあ、仕方ないとは思ってるでありますが」

「余り負担を大きくしないで欲しい所だね」

「まことに申し訳ありません……」

 言い訳できないので、これもまた素直に謝った。



 現在の所、カズアキの所もテルオの所も、もう一つのトンネルの所も防備を築いているのでそれほど人手は必要ない。

 トンネルの向こう側は手つかずだが、それも今はさほど必要ない。

 カズアキの所がトンネルの向こうにまで進出してるのは、探険に出るトモキ達を送り出すのに都合が良いからだ。

 トンネルをくぐるという行程を経る途中でモンスターに遭遇したらたまらない。

 その手間を省く為に、トンネルの向こう側の出入り口を塞いでいる。

 このため、モンスターの侵入を阻み、通路内を安全に移動する事が出来るようになる。

 そうやってトンネルのこちら側というか、最初にトモキ達が出現した空間を安全地帯にする事も狙っている。

 モンスターがトンネルをくぐってやってきてるならば、それを塞げば空間の安全が保たれるのは当然だ。

 他の二カ所も塞いでるので、始めの空間は徐々にではあるが安全になってきている。

 空間内にいるモンスターを全て駆逐出来ればであるが。

 ともあれ、その為の防備があるので、今はそれほど人手も必要なくなっている。

 それでも、レベルの低い新人の比重が高く、なおかつ人数もそれなりに減るとなると危険が増える。

 今後人数が増えたとて、それは変わらない。

 むしろレベルの低い新人が足でまといになってしまう可能性が非情に高く、危険は下手すると跳ね上がる。

 それを承知で頼むのだから、トモキが頭を下げるのは当然だった。

 頭を下げた程度でどうにかなるわけではないのだから。



「じゃあ、人数の振り分けを考えるとしますかね」

「そうでありますな。

 善は急げでありますから」

 テルオの言葉にカズアキが続く。

 負担が大きくなるのは理解してるが、その必要性も同等以上に理解している。

 探険と貢献度稼ぎの必要性は大きく、この先彼等が生き残るにはそれらが絶対に必要になると考えていた。

 レベルが高くなれば、少数でも戦えるようになる。

 貢献度が多ければ、それだけ購入出来る物品が増えて設備を追加していける。

 何にせよ稼げる人間が必要なのだ。

 利益の為に人に負担を押しつけてはいけないが、利益がなけば生きていけない。

 その為のやむいなき決断である。

「まあ、出来るだけ離れた所で稼いでもらいたいでありますが」

「こっちに来る数が減るっていうしね」

 テルオ達の方ではそれほど影響がないが、カズアキ達のところではそういった問題が出ている。

 和明達の所から旅立つトモキ達がモンスターを数多く倒していくから、カズアキ達の所にまで到達するモンスターが減ってるという。

 どこまで影響があるのかは分からないが、そう思えるだけの総数の減少は記録されていた。

 といっても、一週間に遭遇していた数が今までより2~3体ほど減ってるくらいであるが。

 それでもトモキ達が旅に出てる間は確実に数が減少している。

 さすがに片道一ヶ月ほどかかった長期の探険の時は、日にちが過ぎるほどに元の値に戻っていった。

 やはり近所の空間でモンスター退治をしてると総数に影響を出してるようだった。

 危険が減るのはありがたいが、稼ぎが減るのは困りもの。

 防備がしっかりと作られ、新人でもモンスターを倒しやすくなってる現状では、モンスターの来襲はある程度無いと困ってしまう。

 そのモンスターのおかげで、食料や生活物資を手に入れてるのだ。

 出来るだけ少ない方が良いが、全くいないのは困ってしまう。



 人数の編成は、他のトンネルの者達とも相談しなくてはいけないので全てをすぐに決めるわけにはいかない。

 ただ、即座に抽出出来る人数については今すぐにどうにかしていく。

 さしあたって即座に動けるのはトモキなので、それをすぐに動けるようにしていく。

 その為、一旦ケンタとミノルを外し、再びシンイチとユキタカを加える事になった。

 あれから貢献度はいまだにそれほど増えてないのでレベルアップはない。

 だが、直接の戦闘で役に立たなくても、見張りの交代などをしてくれるだけでも十分だった。

 ケンタとミノルは、貯まった貢献度を使って『発見/察知』を身につけていった。

 そこに人をつけて後日出発する予定になっている。

 ただ、その為にトンネルのあちこちを行ったり来たりになるので、出発は遅れる事になりそうだった。

 その間にトモキは、以前進んだのとは別方面に進む事になる。

 ある程度繋がりが分かってる場所ではなく、未知の空間を調べる事にした。

 この選択が正解か間違いかは今は分からない。

 ただ、見えてない場所を少しでも減らす事を優先していきたかった。

 何も分かってないというのはそれだけでも不安が増大する。

 だからこそ、足跡を少しでも多く残していきたかった。

 筆が進まず遅れてしまった。

 続きも今日になるか明日になるか。

 そもそも明日以降どうなるか見通しが付かなくなってきました。

 在庫切れというやつでうs。

 今に始まったことではありませんが。

 というわけで、続きについては今しばらくお待ちください。

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