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日常と救い

「今井さぁん・・・・ちょっといい?」

同じクラスの郁河なおが私に対して話しかけてきた。

 はぁ・・・今日もこの時間がやってきた・・・早く週末になってもらいたい。

私はコクリと頷き郁河の所へいくと、郁河がスッと立ちあがりって

「ついてきてっ☆」

とニヤッと笑いながら私に言った。

 私は薄くため息をつき、郁河の後へ付いて行った。

教室を出て、廊下を歩き、校舎を出て・・・・郁河は体育裏の倉庫のドアを開けた。

「ほら、入って☆」

郁河はさっきと同じようにニヤッと笑って言った。

 入りたくない・・・。入る理由なんて私にはないからだ・・・・。

私は後ろを向いて引き返そうとしたが、後ろには郁河の仲間と思われるひょっとこのお面を付けた2人組がいた。

「ほらっ入ろう☆」

郁河は手で何か合図をするとひょっとこ組は私の両腕を持ち倉庫へ私を投げた。

「じゃっ!ごゆっくりぃ☆」

郁河はそういうと倉庫のドアを閉めた。ガチャと鍵をかける音がした。

 まって!!!行かないで!!いや!!!

私はドアをドンドンと叩いたが、当然開く訳なくドアの向こう側からキャハハハハ!!と笑い声が聞こえるだけだった。

「ふぅ・・・。さてと・・・っ!」

私の背後から声がした。私はおそるおそる後ろを振り返った。そこには男が10人程はぁはぁと声をあげていた。

「アゲハちゃん・・・・さぁ俺らと楽しもうよ・・・・・・!!」

男の一人がそういうと私に近づいて軽々と持ち上げた。

 やだっ!!おろして!!助けて!!!!

「よいしょっと!」

男はそういうと私を床に落とし、私の腕を強く握りおさえつけた。

「おーい!だれかあれ持ってこいよ!こいつに打ってくれ!」

「オーケーぇ!」

そして、違う男が注射器を持ってきた。

 いやだっ!!助けて!!やめて!!!

そう叫びたかったが声が出なかった。

「さぁてっと!ちゃんとおさえつけてくださいよねぇ!チクっとな!」

男はそういうと私に注射を打ってきた。

「あがっ!!!」

 注射を打たれた時、全身に血が流れているというのが良く分かるほど体が敏感になったのが分かった。

気持ち悪い・・・・。もう、いやだ・・・・逃げたい・・・・・。

 過去にこれと同じ事は何回も起きているが、私には救いの手はいつも下りてこなかった。

そう、今日も救いの手は下りてこないでまた男たちは私を犯して一人置いてかれるだけだ。

・・・・そう思っていた。

 ガシャン!!

ドアの方からとても大きな物音がした。

「なんだ?おい?どうかしたのかっ・・・!」

男の一人がドアを開けた瞬間男の顔面にバットが勢いよく当たったのが見えた。

 何が起きたのかが全く分からなかった。そして分かったのは気が付いたら手で目隠しをされていた事。

そして、あの男たちとは違う優しい声で

「大丈夫?少し寝むってもらうけど、落ち着いて。僕らは君の味方だから。」

そう囁かれると、私の体に突然眠気が襲ったといっても薬みたいにきつい眠気ではなく、日にあたっているときに少しずつ眠くなっていってしまうような優しい感じがした。

 私はその言葉を信じ少しずつ重くなっていく瞼をそっと閉じた

始めて小説を書いたので、脱字等あるかもしれません。

ご了承ください!

また、一話ではそれほど出ていませんが、少しグロテスクな表現が出てきます。

ご注意を!

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