「トレニティ」
俺が目覚めると其処は列車の中だった。
「・・・は!?」
「ん?目覚めたのか?あんな打撃で気絶とは貴様、軟弱すぎるのではないのか?」
列車の窓を見ていた神無月は俺に視線を向けドヤ顔をしている
このアマァ・・・
怒りに拳が出来上がるがそれはそのままだ。
「んで?俺は何を手伝いすれば良いんだ?」
気持を落ち着かせ俺は膝に手を置く。
そう交換条件で俺はコイツの手伝いをするはめになったのだ
目的ぐらい聞く権利があるハズだ
「・・・この世界は今、変革が起こっている」
「変革?」
今までにない雰囲気を醸し出す神無月は窓から真剣な瞳で見つめてくる。
「そう、今は四騎士の力でなんとか保っているのだが、天災が多くなってきてな・・・そのせいで犯罪や飢饉、疫病が多くなってきているのだ・・・其処で私は風の国の領主さまのご命令で「神威」を探しているのだ」
「神威?」
「そうだ。古い文献に出て来た名前だ。その名の人物が世界の変革を止めると書いてあった」
「神威、か・・・この世界中の誰なのか分からないから探すってワケか?」
「そうだ。そのために貴様をシーナ様にお会いさせる」
「は?」
「シーナ様は風の国の領主様でこの私の主であらせられるお方だ!その方の勅命を受けておるのだ。貴様を無断で旅に同行させるワケにはいかんだろ?」
ドドン、と胸を張り当たり前だという態度の神無月に俺は唖然とする。
「フッ、驚いて声も出せないのか?そうだろう、この私が四騎士の一人で合わせられるシーナ様の部下なのだからな!」
「いや、そうじゃねぇよ。お前の主ってことはお前以上に横暴で暴力的なんだろうなぁっておもっ!!?」
狭い中で神無月は数秒もしないうちに剣先を俺の喉元に数センチすればすぐにやれる距離で止めた。
「貴様、シーナ様を侮辱するとはいい度胸だ!」
侮辱してません!
そう言いたいのは山々なのだが一歩でも動いたらやられる。
しかし神無月は目を見開くと剣を鞘に収め椅子の下に収め隣に座った。
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