「目指せ風の国」
元の世界に戻るため俺はこの女、神無月を頼ることにした。
しかし、それは不本意だ
何故ならば・・・
~回想~
『は?辞める?貴様は誰に奢ってもらったと思ってるんだ?ん?ただ飯だと思ったのか?貴様に選択肢はないのだから言う事聞け。貴様を衛兵に引き渡して尋問(拷問)させても良いんだぞ?苦しいぞぉ?尋問(拷問)』
つーか、カッコの中見えますけど!!?
『衛兵に引き渡したら貴様は流刑だろうな?そんなことになったら貴様は一生帰れないのだろうなぁ?残念だなぁ?』
ぐっ・・・
『まぁあ、貴様がどうなろうが私は関係はないからな!まぁ、流刑されても達者で生きろ!』
そう言い彼女は店員に向かって衛兵を呼ぶようなそぶりを見せたため俺は全力で頭を下げ連れて行って下さいとお願いをしたのであった。
その瞬間の神無月の勝ち誇った顔は一生忘れないであろう
~回想終了~
「よし!まずは風の国に戻るぞ!」
俺はただ今彼女の荷物持ち中
「なぁ」
「そうだな、まずは…「おい!!」
神無月はまるで不良のような目つきで俺を見る
「貴様はピーチカパーチカ、うるさいヤツだな!そんなんではモテないぞ?」
「うるせぇ!!カンケーねぇだろぉーが!!」
「顔を赤くしては説得力無いぞ?」
「ぐっ・・・」
数時間で分かった
俺はこの女には敵わない
「ペチャパイ」ボゾッ)
「誰がペチャパイだ!!このヘタレ男が!!」
ドゴッッ!と俺は壁に叩きつけられた
俺の呟きから神無月のスイングまで僅か0.05秒
恐るべき反射神経と打撃だ
「ぼうりょく、女」
その瞬間に顔面を踏まれ俺は気絶した
一言言わせてもらいたい・・・
理不尽だ!!!
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