テレレテッテテ~
━2011年12月23日(金) 東京某所(MADの研究所)━
健吾「なんか、薄気味わりいな。」
MAD「すみません。散らかってるもので。さあ、奥へ。」
京子「お邪魔します。」
雄太「お邪魔しまーす。」
愛「どうも。」
健吾「おじゃま。」
MAD「では、皆さんにはこれから作戦の全容をお話します。」
健吾「おう、とっととやっちゃってくれ。」
MAD「まあ、そう焦らずに。では、まず、こちらの機械を見ていただきますか?」
雄太「なんか、物騒な椅子ですね。」
健吾「ああ、処刑されるやつが座る椅子みたいだ。」
愛「なんか、こわいです。」
MAD「アハハ。そんな、恐ろしいものではないですよ。」
京子「じゃあ、これって何なんですか?」
MAD「タイムマシンです。」
健吾「ハハハハ。冗談きついな。ガキじゃあるめーし。本当は何なんだよ。これ。」
MAD「本当にタイムマシンですよ。実際に私は、東海道新幹線が開通したところを見てきました。」
健吾「はあ?」
京子「本当なんですか?」
愛「え?」
MAD「フフフ、疑り深いですね~。では、実際に過去に行ってみましょうか?」
雄太「僕、いってみたいです。過去に。」
MAD「そうでしょう?それでは行って見ましょう。あなたはどの時代に行って見たいんですか?」
雄太「えっと、中世のヨーロッパに行ってみたいです。」
京子「え、昔のヨーロッパ?お姫様とかの時代?面白そうだね。」
愛「私も行って見たいです。」
健吾「へえ、雄太君そんなところに興味があるんだ。まあ、いいや、俺もそこでいいよ。」
MAD「それじゃあ、参りましょうか。皆さん、席についてください。私が操作します。」
雄太「ちょっと、待ってください!どうやって戻ればいいんですか?」
MAD「ああ、それでしたら、戻りたいといってくだされば、私が戻します。あと、危険な状態になった場合、私が、強制的にこちらの現在に引き戻す場合があります。しかし、その場合、脳にダメージがはいり、記憶が喪失する可能性があります。気をつけてください。」
雄太「えっ?記憶が喪失するって、、、」
MAD「それでは、行ってらっしゃい。」
ガコンと研究室に機械音が響いた