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2.揺れる豚小屋(クラス)

恵梨先生はいつも通りの口調で説明を始めた。

「予想できている者もいるだろうが、1限は法律、こと校法を決める。これは憲法だ。これを決めたらこれより強い法律は作れない。そして勿論、他クラス・多学年の意見も参考にする」

やはり予想通りのようだ。だが、ここで今まで口を開かなかった、右隣の子豚が何か言いたげにこっちを見てきた。

「あ、あのさ。今先生、1限は。って言ったよね?も、もしかしてなんだけどさ…1限だけで決めるなんてこと言わない、、よね?あ、いやごめん変なこと言ったかも…」

確かに。先生は1限はと言っていた。可能性としてはあり得る。

しかしこの子豚、鋭いな。

「確かに、そうかもしれないね。私先生に聞いてみるよっ」

と、まるで楊貴妃の如き美しさで私は答えた。

そして、先生に質問する。

「先生っ!もしかして、なんですけど、1限はって言うことは1限のみと言うことだったりしますか、ね?」

「鋭い質問だな。その通りだ。1限のみ校法を決める」

これには皆驚いたようだ。そして私に賞賛を浴びせる者も多かった。

だが、こう言うところも私は抜け目ない。

「いや、これは大友くんが考えて… ね?大友くん」

「あ…う、うん」

「ってことだから!大友くんを褒めてあげてっ」

するとみんな子豚を褒め始めた。

だが、キモ豚こと山上は、

「いや、霧島さんがすごいんだよ!!」

などと言っていたがこれもまた無視。

すると、ここで今まで眠そうにしていた若月こと運動バカ豚Ver.1がいきなり叫んだ。

「ぎゃーーーーー助けてェェェェェ〜!!!」

いきなりのバカ汚い言葉に皆流石に困惑。

運動バカ豚Ver.1の隣のツン豚なんて、汚物を見るような目で運動バカ豚Ver.1を見ている。

しかし、本人もみんなの様子に気づいたようで、

「あ、みんなゴメン。夢にオバケが出てきてさ、ゴメン!」

と言っていた。

すると、運動バカ豚Ver.2が

「分かるぜ兄弟。俺もこの前母ちゃんが出てきてよ、発狂したってもんだぜ!」

なんて言っていた。この二人は入学当初から行き統合したようで親友を超えて兄弟と呼び合っているようだ。だが、何のフォローにもなっていない。証拠にツン豚の目線が運動バカ豚Ver.2を冷凍ビームのように穿つ。余談だが、こんな時でも左隣の糞は前髪をいじっている。

そしてもちろん運動バカ豚Ver.1は

「だよな!兄弟。わかるのはお前だけだよ‼︎」

などと汗臭い男の友情とか言うのを深めている。

しかし、流石にこれには先生が見かねたのか、

「おい、お前ら。話をするから黙ってろ」

と言った。流石にこれには二人とも黙ったようだ。

「校法はクラス毎に5つ出させてもらう。そして校法審査会に提出する。この審査会には各クラス男女各1名ずつ出てもらう。そして出席する生徒はもう決めてある」

このあまりにもよくわからない説明にモテ豚はたまらず声を上げる。

「ちょっ!先生待ってください。その審査会って何なんですか?」

「まあそう焦るな江嶋。今から説明する。この審査会は各学年4クラス、3学年から各5つ出た法律案、つまり60の法律案を審査する。そして、30に絞り、それを校法とする。審査委員長、副委員長、書記は全て3年生で構成されており、それももう決定している。彼らを中心に議論してもらうことになる。

そして、気になるであろう、このクラスの審査員だが、霧島と赫藺(あかい)にやってもらう」

え、私?なんて私は思いもしない。私ほどの頼れるマドンナが選ばれないわけないからだ。

それにしても、赫藺?って豚は初耳だ。すると、

「え、え、俺っすか?」

と言う間抜けな声が響く。

「そうだお前だ。赫藺」

彼が赫藺と言うらしい。この2ヶ月間あまり目立ってこなかったようだ。あ!思い出した。

彼は確か、連絡先を交換しようして探しにいくといっつもいない子だ。故に喋ったこともない。印象に残らないのも当然だ。そして、そのとうの彼だが、

「俺でいいんですか?俺なんかで?江嶋みたいなやつの方がいいのではないのですかね?」

とまぁなんと言うか飄々にと言うかそう言う感じで答える。

私はモテ豚は嫌いなので、彼でいいのだが。

「お前と決まったんだ。文句言うな」

「え、えぇ…」

何か少し赫藺と言う豚は項垂れていた。私とタッグ組めるなんて光栄なことなのに。一部の男子は彼を睨んでいると言うのに。

「まぁ、そういうことだ。ではさっさと法律を決めろ。進行は審査員に任せる。時間は後30分程度しかないぞ」

また波乱の話し合いが始まる。

いや雪が寒くて大変だー

もう人も文句が絶えないみたいですね汗

でもこの時期新たな恋愛が実ったりするのかな?

私には関係ないですけどね…

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