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最悪の朝会

「ぽちゃん。ぽちゃん」


「また僕が生まれたよ」


「僕は死んだよ」


「僕が生まれたよ」


「僕は死んだよ」


「よちよちよちよち」



「みんなっ!おはよう〜‼︎」

偽る。また偽る。

いやこれが本当の私かも知れない。

いやそんなわけがない。


「霧島さん 今日の日直この俺 山上がやっといたぜ?」

さらっと前髪をかきあげながら喋ってくる男

山本達也という男だ。

嫌いなタイプ。卑しいオス豚だ。


「うん。ありがと〜! 山本くんいっつも手伝ってくれるからほんとありがたいな〜

山上くんみたいな子のこと私すごく尊敬しちゃう‼︎」

そんなこと思ってるわけない。

が、男はチョロい。

「そ、そうだろ〜俺のおかげで地球が回ってるなんちゃって〜」

鼻の下伸ばしてデレデレしながら言ってくる。

とても気色が悪いのでござるとか言いたくなってしまう。

「そ、そうだね!山本くんがいれば世界も安泰かもねっ」

「だ、だろ?よし、俺は世界の平和を守るぞ〜‼︎」

何をほざいているのだか。

しかも、豚の存在で。


「そ、そだね〜 朝会始まりそうだし席座ろっか?」

「おう!霧島‼︎」

…呼び捨てにしてんじゃねぇよ。


そんなことを考えていたとき、勢いよく扉が開く。


「朝会を始める」


いきなりそんなことを言い出した。

まだ朝会の時間じゃないのに、だ。

これには流石にみんな困惑顔のようで、

皆顔を見合わせていた。

しかし、ざわつきをしたもののすぐに沈黙の時間が訪れる。

勿論、先生も何も発さない。

ここで沈黙を破るには私が発言するしかなさそうだな。

「恵りせん……」

「恵梨先生!まだまだ始まる時間じゃないですよ?」

おっと、話を切られてしまった。

彼の名は江嶋。

卑しいオス豚の中ではメス豚から人気なようだが、豚なので気にしない。

優等生で場をまとめるのが得意な子ではある。

文武両道の子でもある。

だがしかし!私から見れば所詮オス豚なのだ。

そんなことを考えていると先生も口を開いた。

「まず、転校生を紹介する」

いきなりそんなことを言うもんだから皆また顔を見合わせる。

「霧島さん。男子かな?女子かな?」

私もまた人気者なので女子に話かけられた。

「うーん… どうだろ?でもどの子でも仲良くできたらいいなっ!」

「さすが霧島さんだね。何で彼氏がいないか気になるわ〜」

まるでDNAとタンパク質どちらが先に生まれたかを考えるような神妙な面持ち言ってきた。

いや、どうでもいい話すぎる。

私になぜ彼氏がいないか?それはこの場に関係ない話だろうに。

「何でだろう?私にモテ要素がないから。かな?」

えーそんなことないよとか言われたがそんなことよりもだ。

薄汚いオス豚どもがこの話を興味津々そうに聞いている。

正直言って貴様らみたいな豚どもの彼女になんてなってやるわけないだろうに。

何を考えておるのだか。想像するだけで寒気がするわい。

もちろん私に話しかけた女子…

篠原さんには笑顔でうんっうんっと話を聞いておいた。

そんな相槌でうまく交わす私は、できる女…と言うところだろうか?

そしてここで先生も動く。


「入りなさい。大友君」

大友?大友宗麟の家系かも?とか思ったりしたがそこはどうでもいい。

君付なので男確定のようだ。

そしてしばらくの時(体感にして10秒前後)がたった時、一人の眼鏡をかけた弱々しそうな男の子が入ってきた。

「ぼ、ぼぼぼぼぼぼぼぼくは、あ、、、。」

緊張して話すことすらままならないらしい。ここは私の出番なようだ。

「大友くんっ!みんな聞いてあげるからゆっくり話していいよっ?」

我ながらniceな声がけではないだろうか?

「ふぇっっ?」

とても驚いたようだ。それほど驚くことだったか?

この感じからして…そーだな。

肉質も運動神経もない雑魚豚。と言うところか。

「あ、、ごめんないさい。僕の名前は大友桃霞です。大きい友に桃の霞でおおともとうかです。」

なるほど。世に言うキラキラネーム。そして名前負けと言うところか。

桃に霞。世に言う長髪すらっとイケメンとかの名前についていそうな名前だ。

「と、得意なことは、、あの、そのこの漫画を作る事ですっ!」

そういうと服の中からゴソゴソ何かを取り出し…

いや、その漫画を取り出して私たちに見せた。

題名はーー


『子』


そしてそこには男とも女とも言えない、中性的な容姿の子供の絵があった。

「そ、その。前の学校ではいろんな人に好評だったので…

是、是非読んでください‼︎」

ここはすかさず相槌だ。こう言うところで私のマドンナ的要素がしっかり着実に積み上げられるのだ。

「はいっ‼︎私読みたいっ よかったら後で見せてくれない?みんなも読もう、ね?」

みんなも私の言葉にオス豚は鼻の下を伸ばして、メス豚はバカのような目で賛成した。

とうの雑魚豚は

「あ、ありがとうございまふっ!」

文末を噛んでいた。まぁ雑魚豚らしい。

すると、今まで黙っていた恵梨先生が口を開いた。

「そこの隣、そう。霧島の右隣がお前の席だ。霧島。よろしく頼むぞ」

私の席は最後尾の窓より。右から2番目だ。

私の隣ということは窓際の角っこの席ということになる。

「はいっ!もちろんですよ〜 」

何もないように先生に言った後、大友の方を向いて言う。

「大友くん。よろしくっ」

そういうと、雑魚豚はこちらを向いて少し照れながら言った。

「よ、よろしく」

雑魚だ。


「それでは朝会を始める。だが、今日は日直はいらない。なぜなら私が朝会を仕切るからだ」

皆がまた、困惑していた。

「今日から学校対抗で全国規模での対決が起こることとなった」

え?と言うような顔である。

すると運動神経のみが取り柄のオス豚ーー

若月冬馬が言った。

「それは運動の大会ってことだよな?エリッチ。おりゃ全国優勝に導いてやるよ」

偉そうに発言する。

これだからクソオス豚は。汚らわしくてありゃしない。

たまに使えるところがあるからこそ関係こそ築いてやってはいるが。

肝心な先生の方はーー

「違う。今から起こるのは戦争だ。この国は無法国家となったのだ」

これには流石にメス人気の高いオス豚も黙っていないようだ

「は?何を言ってるんですか?そんなことが起こるわけ…」

残念ながら、先生の答えは無情だ。

「起こったのだ。今日はエイプリル・フールでも何でもない。つまりこれは嘘でもない。」

みんなが顔を青くしている。勿論私も真っ青な顔をしている。

それもそうだ。法がないと言うことは普段の当たり前と言うものが壊れる。

つまり、これからどこで何をされようとした側には何も罰を与えられなくなるため、

そのような愚種の豚どもに何をされるかわからないからだと言うこと。

豚どもを私の虜にして支配する。と言うのも面白いが、今はやめておこう。

しかし、これに対して先生もしっかり発言をする。

「そう心配するな。今からルールを発表する」


学校戦争 ルール


1.この時からこの国は無法国家となる。いかなる行為も裁くことはできない。


2.学校の最初の所有領域は学校から半径3km圏内である


3.学校に所属した地域の住民はすべて学校の行動に従わなけらばならなく、守らなかった場合ペナルティが発生する


4.学校ごとに法律を作る


5.このルールが始まってから1週間の間のみ、戦闘行為を禁ずる


6.この戦争の勝利条件は国に全ての範囲を所有することである


7.占領した領域に応じて、物資を配給する

  だが、5日間(最初の一週間を除く)領域に変化が現れない場合、配給を取りやめる。


8.ゲームマスターに逆らってはならない


…やばすぎる。

これはマジでやばい。

しかも。私の身が危ないのもわかる。法がないわけだから、いくら強姦しても言い訳だ。

卑しいオス豚に犯される危険だってあるー

それに、住民には人権などないかのような言い回し。

学校側が支配者のようなルールだ。

その上に…ゲームマスター?とか言うやつが異質すぎる。

例えるなら、そう。インド洋の「重力の穴」並に異質なのだ。

まず、このルールを見てコイツが単数なのか複数なのかが不明だ。

ゲームマスターだからと言って一概にこのゲームを作った張本人とは言えない訳だから。

いや、今の私ではどこまで考えても糠に釘だ。

すると意外にも隣の雑魚豚が口を開いた

「ゲームマスター… 鍵になりそう…」

口籠もりながらそれとなく言っているようだが一応聞こえる。

「そうだねっ!私もさ〜そこちょっとひっかかってたんだ〜よかったら教えてくれない?」

「えっ⁉︎」

ほうほう。びっくりしてこっちを傍観しておる。

うっかり私の美貌の惚れてしまったのかそうかそうか。

しかし、しばらく固まっておる。

お主はペリカンかって。

「う、うん。説明するね」

私は滑ってない断じて。心の中で面白くないことを言っただけなのだから

「あのぉ、その前に霧島さん顔赤いよ?どしたの?」

意外にも饒舌で私の心を抉り取ってこようとする。

コヤツ、中々やりおるよのぉー

とか思いつつ、返事をする。

「そんなことないよっ?そんなことより説明して欲しいな〜」

上目遣い。可愛らしい笑み。そして大きめの胸ーーー

これさえあれば男はすぐに致死なのだ。

「う、、うん。ゲームマスターってさ、一見このゲームの支配者みたいに聞こえるけどさっ、今から決められる可能性だってあるし、どんな特権があるかも不明瞭すぎる。

それの運営本部があるって可能性が高いよね、この感じ」

少し照れながらも喋ってくる雑魚豚。こいつなんかちょっと可愛いな。

今度から子豚にしよう。

それはそうとて、結論は私と似たようなものになったようだ。

「え!そうなのっ?すごいね〜私勉強はあんまりできないからその洞察力、尊敬しちゃうな〜」

「本で学んだ知識だよ…」

照れながらもそう答えた。

コイツ意外とモテるかもな。


そんな会話を聞いていたのか聞いていないのか。会話が終わったタイミングで先生も口を開いた。


「この学校にも法律を作る。そして民主主義で行くか、社会主義でいくか、絶対王政で行くか、それすらも決めるんだ。だが勿論、授業はいつも通り行うし、給食も出る。だがな、それ以外の時間は基本自分らで決めた法律に従うと思え」

先生がとてつもないことを語っているが、現実逃避したくなる。

いや、しなくては心がもたないのだろう。


「せ、先生っ 嘘じゃないですよね?」

確認しなくてはならないことだ。もし嘘ならこの先生も豚降格だな。

だが、得られる解答はもちろん…

「嘘じゃない」

だ。


最悪の日々が始まった。


どうも、新人です。

作品、楽しんでいただけたでしょうか。

楽しんでいただけたらですね、もうこれほどの喜びはございません。

続きも続々書く所存ですので、皆さんの応援の程よろしくです(ペコッ)。

なるぞ〜!売れっ子小説家によ〜!!!

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