第八話 説明しよう この作品はこういう作品だ
後書きを読んでください。本編は後書きです。後書きが本編です。いや、何でこうなったのか、作者にも分かりません。もちろん、本編も楽しい仕上がりになっていると思います。
それはそれは美味しいピザを堪能し、公園内にあるランニングコースで散歩をしていた。
「しかし日本のピザがあんなに具だくさんだとは……なのじゃ」
「お気に召さなかったですか?」
「いや、むしろ気に入ったのじゃ! また食べようなのじゃ」
「それは良かったです。今度は別のやつも試してみましょう」
二人は池の周りを歩き、ベンチを見つけたので座る。
「さて、テコ入れをするのじゃ」
「え? え? 何のことですか?」
「いや、あんなにピッツァの描写を書きそうなのに書かなかったり、主人公の設定を変えたり、妾の名前を間違えたり、そもそもこの小説のコンセプトは何って感じなのじゃ!」
凄い、メタ発言をするカリブであった~。
「あ、あ~~~~~。聞こえない。カリブたん、今のはダメなセリフですよ」
「何故じゃ、事実であろう?」
「うぅ、しかたない。天の声さん、今いいですか?」
何か用かのイカの塩辛~。
「作者に説明文を書くように言ってください。この作品で十万文字行くのかとか」
あいあい、後で君たちを作者に合わせるから自分でやってね~。
「分かりました。カリブたん、それでいいですか?」
「うむ、お主の方が中々にひどいやつなのじゃ」
「そうですか? それよりこの公園、植物園並みに綺麗みたいですよ」
「じゃ、行ってみるかの」
轟の言葉にカリブは立ち上がり、興味を示す。
「では行きましょうか」
二人は花壇を目指して歩いて行く。
・・・・・・・・・・
「これはチューリップですね」
「色々な色できれいじゃの。お、この花は何じゃ? 良い匂いなのじゃ」
「バラみたいな匂いですね。あ、シクラメンていうみたいですよ」
「ほう、妾はこれが気に入ったのじゃ」
「あ、四つ葉のクローバーがありますよ」
轟は花壇わきを指さして、声を出す。
「本当なのじゃ、何かいいことあるかの」
「僕はもう、十分すぎるくらい言事がありましたからね。カリブたんにいいことがあるように願いますよ」
「ふふ、本当にお主はいいやつじゃな。どれ、持ち帰って押し花にでもするかの」
カリブは丁寧に四つ葉を拾う。
「押し花、いいですね」
「さて、もう少し見て回ろうなのじゃ」
「はい」
二人は火が沈むまで、のんびりと散歩するのだった。
カリブ(以降カ)「さて、作者よ。この作品のコンセプトをもう一度説明するのじゃ」
作者(以降作)「えっと、日常系コメディーです」
カ「この先の展開とかはどう決めておるのじゃ?」
作「すみません。私の日常を二次元化しているので、こういう感じっていうのは……」
轟(以降轟)「つまり決めていないと?」
作「最初はお二人が付き合う感じだったんです……でもインパクトがないなとか、もっと笑いをとか思って……でも、ラストは決めてます」
カ「ほう、なら言ってみるがよいのじゃ」
作「言えるわけないのです~。ゆっくり楽しんでほしいのです」
カ「では、読者様にこれからの意気込みとアピールポイントをいうのじゃ」
作「この作品は漫画の様な手軽な読みやすさを目指しています。十万文字目指してやっていますので、コメントや評価をくれると嬉しいです」
カ「では皆の者、次回も楽しんでほしいのじゃ」
轟「皆さん、過度な期待はせずゆっくり楽しんでくださいね」
作「わ、私より綺麗なコメントを……。次回も頑張ります~」