第四話 なんやかんやで人生は進む
今回も短めですみません。句切るのが難しいです。
徐々に物語が進んでいきます
轟とカリブは帝国銀行に来ている。
宝くじを渡すと奥の事務所に通されて、銀行員を待っていた。
「お待たせ……。あ、あの時のクソガキ」
「げ、名前のなかった、ヤ○ザさん」
轟の前に来たのは、家に押しかけてきたヤク○の一人だ。
「おう、生きてたんかい」
その後ろから小太りのボスも出てきた。
「ど、どうして銀行にいるんですか?」
「そりゃ、ここは俺達が運営してるからよ」
「そんな……」
「どうして落ち込むんや」
ボスは轟の前に座って、そう声をかける。
「いや、だって貰えないやつじゃないですか」
「侵害やな~。借金の分を差し引いて後はお前のもんやで」
「え?」
「そりゃそうだろ、俺達は金を貸して回収して成り上がってるんだ。貸してないやつはタダの客だよ」
「轟よ、こ奴ら中々に言面白いやつじゃな」
「はは、そうですね」
「じゃ、金を渡せ、黒服」
そうボスが声を出すと黒いスーツの男が現れて、アタッシュケースをテーブルに置いた。
「借金延滞金含め、二億はもらうは。一億がお前の手取りやで」
法外すぎるけど、轟は何も言えない。
「了解です」
「じゃぁな、また金に困ったら来いよ」
「もう二度と来ませんよ」
「それじゃあな、黒い者達よ」
轟とカリブはそう言って、帝国銀行を後にした。
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「さて、それじゃぁ。家を探しましょうか?」
「うむ、そうじゃの。どのあたりで辺りで探そうかの?」
「西の方がいいですよ。訳ありでも貸してもらいやすいので」
「了解なのじゃ!」
その後轟とカリブは西の街に行き、1LⅮkのマンションを無事に借りることができた。
「さて、早速住めましたけどいろいろ買わないとですね」
「そうじゃな! 日本式寝具の布団や、歯ブラシなんかじゃな」
目をキラキラさせて、カリブはその場でくるくると回る。
「はは、そうなるとやはりあの場所に行きますか」
「あの場所? どこに行くのじゃ?」
「ふふっそれは行ってからのお楽しみです」
どこか楽しそうな轟に連れて、カリブと轟はまた街に繰り出すのだった。
日本で買い物と言えばあの場所ですよね? さて、カリブと轟はどこへ向かうのかこうご期待!