量子コンピュータ
量子ビット
エラー訂正
あまねくも
実用を待つは
とこしえかな
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公式企画「俳人・歌人になろう!2023」参加作品です。
▼小説家になろう 公式企画サイト
https://syosetu.com/event/haikutanka2023/
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(読みと解説)
りょうしびっと えらーていせい あまねくも
じつようをまつは とこしえかな
*とこしえかな: 会えない想い人を待つ様で使ってます。
今のコンピュータは、信号を0と1の並び(ビット)で表します。伝送中に低い確率ですが、信号が変化してしまうことがあります。例えば、伝送する信号の0と1が100個並んだ列から、1の数が偶数個なら0、奇数個なら1を101個目の信号に入れます。これをエラー訂正ビットと呼びます。もしも、受け取った信号の1の数の偶奇が、エラー訂正ビットと異なればエラーがあったと判ります。もう一種のエラー訂正ビットを入れればどこがエラーかまで判定できます。量子コンピュータの量子ビットは、0と1の重ね合わせ状態で超高速計算が可能です。しかし、量子ビットは物理的に信号が不安定で、訂正ビットがかなり多くなります。私は、この問題が解決されて、実用化されるのを待ち侘びます。実用化されたらあっという間に世界が変わるでしょう。




