ガイガーカウンター
ガイガーが
一粒一粒
音立てる
粒の分布は
干渉縞なり
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公式企画「俳人・歌人になろう!2023」参加作品です。
▼小説家になろう 公式企画サイト
https://syosetu.com/event/haikutanka2023/
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(読みと解説)
がいがーが ひとつぶひとつぶ おとたてる
つぶのぶんぷは かんしょうじまなり
光子や電子は、これ以上分けられない単位、つまり、粒、があります。ガイガーカウンターの精度を上げれば、カチカチ音の一音を一粒にできます。それよりも小さな信号を検出されないので、これを持って一粒やってきたと判定できます。原理的には。通常は、二重スリットのスクリーンとして電子の写真乾板を使って感光の濃淡で干渉縞をみます。もしも、小さなガイガーカウンターをスクリーンに敷詰めて、各ガイガーカウンターに到達した粒子の数を図にすると、カチカチと粒子が届きながら、干渉縞の波動性ができる様を観れるでしょう。ガイガーカウンターが大きいので、この実験をそのままできるかわかりません。




