34 亡国兵士は永遠に
見つけてくださり有難うございます。
目が覚めると……って、これ本格的に何回目だ?
一、二、三回目か?
〘そうですか、また死にましたか。〙
なんか、今回は酷く淡白だな。
前と比べて、急に態度が変わったような気がする。
〘そりゃチャンスを与えたのに犬死に、さらにチャンスを与えたら私をこき使い、挙げ句さらに死亡。
しかも死に方が騙されてゴブリンの餌。
失望しないほうがおかしいってものですよ。〙
確かに、言われて見ればそうなのか?
にしても、急にそれを咎めだすというのもおかしな気がするのだが。
まぁ、女神がそういうのであればそうなのだろうと、過去を振り返ってみる。
『迷ったらワイルドな方へ』というモットーをこれでもかとばかりに実践し、死亡。
ドイツ国防軍時代に訓練は受けたとて、こちらでの訓練は射撃のみ、しかも多くの時間が取ったわけでもない。
これではまるで強くなるはずもない。
……これは確かに、死にまくって愛想尽かされても仕方ないのかもしれない。
〘何を他人事みたいに言ってるんですか、他でもないあなた自身のことでしょうに。〙
まぁ、そうなんだが、客観的な視点も必要だろう?
〘何が客観的ですか、人の意見に流される癖に。
そもそも、あなたは武器とスキルに頼り過ぎなんですよ。
武器無かったらあなたはあの世界に置いては赤子と同然のレベルですからね?〙
え、そこまで俺って弱かったのか。
確かに、殆ど銃とスキルで敵と戦ってきていたが、少しばかりは身体能力があるのかと思っていた。
しかし、身体能力が無いのになんで生き残れていたんだ?
〘決まっているでしょう、私が生き残れるよう差し向けたんです。
でも、流石にもう限界です。一回差し向けるのにもかなり疲れるのに、分からないことは私に聞くとか……。
ここまでやられると愛想も尽きますよ……。〙
ぐ、ぐぅの音も出ないな……。
これは紛れもなく反省点だ。
〘反省?させるわけないでしょう。
とにかく、今後、あなたに転生の機会なんて一回も与えられません。
魂も成仏させます。〙
え、ちょ、ちょっと待ってくれないか?
流石に時期尚早過ぎるだろう、もう一度やり直せば改善する可能性だって……。
そんな俺の必死の言葉、いや乞いも届かず、女神は無慈悲にこう言った。
〘所詮亡霊と何ら変わらない亡国兵士は永遠に無界地獄に落ちろ。
デス・アルバトロス。〙
刹那、黒い光に俺は包まれ、終わることのない黒へと沈んでいった。
読んでくださり、有難う御座います。
感想、ブックマーク頂けると有難いです。
さて、今回で最終話です。
正直、不完全燃焼気味かつ展開早め、描写も少ないかなと思いますが、一先ずこれで終了とさせていただきます。
修正は時々するかもです。
2000PV(投稿時)程頂いて、誠に感謝の限りです。
では、どうか今後も不肖窓際の箪笥をよろしくお願い致します。
P.S.34話のみ少し編集しましたが、特に変わっていません。




