31 パイの切り分け
見つけてくださり有難うございます。
ガランスベルクのギルドに入ると、職員の人が荷物|(主に死体)を預かってくれた。
正直、これを抱えて上へ上がることはかなり疲れただろうからな、助かった。
「今、丁度日が傾いているから、おそらく日が沈むまでにはギルドによる鑑定も終わると思う。
打ち上げはその後酒場でするから、日没までは自由時間だ。
そうそう、グレゴールには話があるからちょっと残ってくれ。
それでは、解散。」
ゲルニカの号令と共に、他の人は散っていく。
それと同時に、こちらへゲルニカが歩み寄ってきた。
「さて、残ってもらったのは他でもない報酬の話だ。」
やってきました、報酬の件。
正直、あまり活躍できていないので、あまり取り分は高く無いだろう。
まぁ、無一文である以上僅かでも金は欲しいのだが。
「さっき、道中に軽く確認したんだが、今回の成果は大体死人14名、捕縛5名。
それで72000ルベアってとこだろう。」
72000ルベア。大金だ。
考えられる最も高い割合である5等分だとしても14400ルベア。
流石にここまでの配当は無いと思うが、それなりの金額は手に入るだろう。
「今回の取り分は、俺等パーティーが9割、グレゴールが1割で行きたいと思っているんだが、良いだろうか。」
1割、7200ルベア。
倒した数的にも、そこそこ釣り合っているのではないだろうか。
「別に問題はないと思うぞ。」
今回の報酬は何に使おうか。
宿は連泊で良いとして……。
「ところで、グレゴールは強くなりたいか?」
唐突にそう問いかけられ、言葉に詰まる。
確かに、強くなれるならばなりたい。
そちらのほうが金稼ぎの効率とか、そういった面でも優位性を得られるだろうから。
「そりゃなりたいさ。」
「なら、オススメの所がある。
さらに2000ルベアをこっちに払ってくれたら、そこに連れて行くぜ。」
ほほう、そうきたか。
今回の報酬は7200、約3分の1が消える。
先行投資という意味ではありなのだろうか。
まぁ、物は試し。やってみようか。
「そんなら、行こう。代金は俺への分配分から減らしておいてくれ。」
「その返事を待っていた、明日出発だから準備をしておいてくれ。」
明日、か。
どうせ所持金は実質3200ルベア、遠出となると食料や水などもいるだろうし、不必要な物は買えないだろう。
露店にでも行ったら保存食はあるかな。
そう思いながら、ゲルニカに別れを告げた。
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投稿再開しました。あともうちょっとなので頑張ります!




