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亡国兵士は永遠に  作者: 窓際の箪笥
1章 神秘の聖地
3/34

3 始まり

見つけてくださり有難うございます。

〘よい返事です。では、頑張ってくださいね。〙


その言葉と共に、純白だった視界は深黒に染まる。

大丈夫だ。俺ならできる。


20秒程すると、心地良い日差しが薫る草原へと変わった。

ふと見回してみると、木の看板と張り紙が1枚。


近付いて読んでみると、木の看板には、

『第1の聖地 卯月の平原』

と書いてあった。即ち、既に踏破チャレンジはスタートしているのだろう。

次、張り紙には、

〘言うのを忘れていましたが、『ステータス』と念じると、ステータスが見れます。

色々なスキルや魔法のことなどはそこに載っているので、是非確認しておいてください。〙

いや、それは忘れないで欲しかった。うん。


まぁ、人(?)のミスは指摘しすぎないようにしておいて、早速やってみようか。

『ステータス』

名 グレゴール・オーレンドルフ

職 兵士

職Lv 4

基礎体力Lv 2

攻撃技術Lv 2

回避技術Lv 1

防御技術Lv 2

社交技術Lv 2

思考技術Lv 3

その他技術 射撃技術Lv 3

      投擲技術Lv 2

      狙撃技術Lv1

      銃火器技術Lv 2

スキル 銃弾創成Lv 1

    効果→様々な銃弾を創成する。Lvによって創成できる銃弾の種類が変わる。

    (現在創成可能弾 9×19mmパラベラム弾)

所持武器 MP40

     ルガーP08

     小型ナイフ


ふむ…俺のステータスはこんな感じか…。

欄を押すと詳細が見えるようだが、上位5技術が基礎技術、その他が専門技術で、どちらもこういうランク分けになっているらしい。


Lv 1 素人。

Lv 2〜Lv 10 平均的

Lv 11〜Lv 15 上級者

Lv 16〜Lv 20 一流

Lv21〜天才


つまるところ、今の俺は、平均の少し下、というところ。勿論だが、その技術について鍛錬したりすると、Lvが上がるようだ。

これは、色々頑張らねばである。


さて、俺としてはこの銃弾創成というのを早くやってみたい。まずは3発創成してみようか。

ー『銃弾創成・9×19mmパラベラム弾/3』

と念じると同時に、服のポケットが少し重くなった。

中を見てみると、しっかり弾薬が3発入っていた。

これで、予備弾が3発手に入った。まだ少し心許ないが、どのような敵が出てくるのかわからない以上、予備弾を持ちすぎるのも良くないだろう。


敵…そうだ、敵が出てくるんだ。是非腕試しさせて頂こうではないか。

ということで敵を探す為にちょっと歩いてみようと…

する必要も無かった。


少し遠くから目が赤いウサギが1匹俺に向かって全力疾走してきていて、今にも俺に飛び掛かってきそうだ。

さて、神秘の聖地(こっち)初の射撃だな。


ウサギによく照準を合わせて…一応数発は撃ち込むか…

少し長めに、引金を引いた、10発ほど撃った。

しかしウサギに命中したのは2発そこら。血が出てはいるが致命傷になっておらず、まだまだ走ってきている。


クソ!(シャイセ!)


自分の射撃精度が巧くないのは分かっていたが、まさか敵まで強化されていたとは…

絶望していても何も変わらない。もう1度照準を合わせ、今度はもっと良く狙って…

ここだ。次は弾を撃ちきった、確実に仕留めるために。


「さて、どうだ?」

銃を構えたまま、ウサギが居た方向を視る。


そこには、血をドロドロと出しながら死んだウサギの死体と、何故かリュックがあった。


何故リュック?と思いつつ、そのリュックを開けて見ると、酒瓶に入った水が3瓶と、コンバットレーションの箱が一つ。


これは嬉しい。なんてったって、食料は携行してないし、水もほんの少ししかない。このまま暮らす分には足りないことこの上ないだろう。

レーションが手に入ったが、次いつ手に入るか分からないし出来るだけ節約していこう。


にしても、1番最初の神秘の聖地の敵でさえこの強さであるならば、これから先はどんどん追いつけなくなっていくだろう。

先が思いやられるが、まずは後処理をしなければ。

読んでくださり、有難う御座います。

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[気になる点] オッペンハイマーというと…ユダヤ系? (違ったら申し訳ない。)
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