27 ガランスベルクのプチ歴史と朝の宴
読んで有難うございます。
設定多めなのであんまりストーリーは進んでません。
ご留意下さい。
なぁ女神、ガランスベルクで一番安い素泊りの宿って何処だ?
〘素泊まりでもっとも安いものですと、無料ですね。〙
え?
聞き間違いか?俺には無料って聞こえたんだけど…。
〘ええ、無料です。
ガランスベルクの冒険者ギルドには、冒険者用の宿がありますから。
もっとも、ただの素泊まりですので部屋は狭くベッド程度しか物はななく、多くの人が泊まる為治安が悪かったり、そもそも泊まれなかったりなどといった自体も頻発しているようですが。〙
なるほど、そういうことか。
つまり、安いけどその分のデメリットが大きいタイプのやつだ。
止めといた方が良いようだな。
じゃあ、もうちょっと質の良い宿だとどうなる?
〘そうですね、この近くですと2000ルベアくらいですかね。
それ位出すと、普通の宿ほどの治安で、ベッド以外にも机と小さなクローゼット程が付きますね。
もっとも、部屋は狭くて防犯も緩いですが。〙
なるほど。防犯はちょっと気になるが、盗まれる程の金も、物も無いし気にしなくてもいいだろう。
よし、じゃあそこにしよう。
ちなみにそこは何処だ?
〘ガランスベルクの中央にあるツェーン塔公園から出る八幹線道路が1つ、ツヴァイ・ストリートの3番外周区域にあります、朝の宴というところです。〙
OK,今回は地理に慣れるために案内は良い。
とりあえず、地図をくれ。
〘はい、こちらがガランスベルクの街の地図です。
ちなみに、グレゴールさんが今まで歓楽街と言っていたのは、ゼックス・ストリートの2、3番外周の事ですね。
ちなみに、ガランスベルクの領主はツェーン塔公園の、ツェーン宮殿に住んでいます。
ツェーン塔に住んでいた時期もあったようですが、今は観光地になっているようですね。〙
なるほど。
案外この都市も複雑じゃなかったんだな。
じゃあ、朝の宴に行ってみよう。
もの静かで、身分の高そう人の居るアハト・ストリート、城門に通ずるのもあって露店が多いアインス・ストリート。
にしても、この地区分けは少し変だ。
普通、道を中央にして左右に地区を置くだろう。
〘それについては、この都市の歴史が関係してきます。〙
ほほう、歴史とな。
是非聞かせて貰おうじゃないか。
〘はい、じつは第四次円卓戦争が起こる前…つまり90年程前にはガランスベルクは今グレゴールさんが言っていたような作りだったんです。
しかし、第四次円卓戦争でこの都市は旧王側に占領されまして、旧王側の意向で改装されたまま、建て替えられて無いんです。〙
なんとなく理由はわかったんが、円卓戦争というのは?
〘円卓戦争というのは、約130年前に大叡王国と言われる国が、王自ら20人の円卓騎士とその部下を率いて燬島を征服したことから始まる戦争です。
燬島の制圧後、大叡王国はヴァイス・コンティネント連邦に強襲上陸を仕掛けて来ました。
それが第3次円卓戦争と言われる戦争で、ヴァイス・コンティネント諸邦は数万に登る死傷者を出してなんとか撃退することに成功しました。
その後、ヴァイス・コンティネント連邦は滅亡、そこに大叡王国が侵攻して始まったのが第4次円卓戦争です。
ガランスベルクを州都とするガスラン州の領主であるラクシヌル・ヴェンは2万の兵を率いて円卓騎士の1人、ベディヴィアとの決戦に挑みましたが圧倒的な数に敗れ、ガランスベルクは大叡王国に占領されました。
ちなみにその後ラクシヌル・ヴェンが農民達と共に奪還しました。〙
あー、なるほど中々に長い歴史があるんだな。
今度それは詳しく聞かせてもらう。
流石に話が長すぎて、もう朝の宴には着いてしまった。
朝の宴という名にも合わず、中は暗い。
受付は堅物そうなおっちゃんで、言い方もやはり武骨だ。
女神の情報通り、2000ルベアで泊まることができた。
もっとも、部屋は白の湖と違い狭く、物もあまり無い。
圧迫感がある方が好きな人は向いてるかもしれない。
俺はあんまり好きじゃないが。
荷物を置いたら、また部屋を出る。
肩に受けた傷の治療と買い物の為だ。
流石今の所持品だと心許ない。
入れ物とか、替えの服とか欲しいしな。
残り11000ルベア。
かなり自由に使えそうだ。
読んでくださり、有難う御座います。
感想、ブックマーク頂けると有難いです。
更新がちょっと遅れたかつ内容が薄いのは、地図作成に時間が掛かったからです。
1時間掛けてアイビスで作ったので、お願いだから許して下さい。
ちなみに私は狭い所のほうが好きです。
広いところは取り残されてる感があるんですよね。




