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亡国兵士は永遠に  作者: 窓際の箪笥
1章 神秘の聖地
10/34

10 落雷

見つけてくださり有難うございます。

聞き慣れた声が聞こえる。


《朧月の平野踏破おめでとうございます。

報酬のスキルを選択してください。

1.夜戦技術Lv 1

2.暗視スキルLv 5

3.身体能力強化

4.召喚Lv 1》


それは唐突に訪れた。


そう、昨日の洞窟踏破と犬っころの撃破で聖地踏破となったのだ。

やはり、イマイチ聖地踏破条件は分からないが、今はこのスキル選択をしようじゃないか。


結局訓練しても取れなかった夜戦技術を取るか、何故かこれだけ貰えるLvが高い暗視スキルか。

身体能力は前回と同じ理由でパスする。

召喚も、こうなると欲しいところだが優先順位はあまり高く無いだろう。

…よし、暗視スキルを取ろう。


《暗視スキルLv 5を習得しました。》


そして間髪置かず、また問いかけてきた。


《条件を達成しました。特殊聖地に向かいますか?》


特殊聖地?なんだそれ。


〘特殊聖地とは、神秘の聖地とは別の聖地です。

相違点は、以下の通りです。

1.最初から、聖地の主との戦いになる。

2.聖地の主は複数居る。

3.スキル選択で非常に強力なスキルを選ぶことができる。

4.その代わり、聖地の主の強さは桁違い〙


ちょっと久しぶり(?)の女神からの返答だ。

…いや、そこはどうでもいいんだけども。


ふむ、つまりチャレンジ的なものか。

メリットは大きいものの、難易度も高い。


正直、戦力等も加味するとかなり悩みどころだ。

……まぁ、やってみるか。


迷ったらワイルドな方へ。俺の座右の銘だ。


と、言うことでやってきたのは特殊聖地『雷の洞窟』。


さっき女神は言っていなかったが、こうして来てみると威圧感というか、圧というかが強いように感じる。


というのも、朧月の平野以上に暗く、森の中のようだからだ。


こんな時には…


『暗視』


おぉ…どんどん視界が明るくなっていく…


2秒も立つ頃には、視界も昼と全く変わらない程度になった。

強いて言うなら、時々青みがかる程度だろうか。


でも、俺としてはもっと気になる事がある。


「奥に居るヤバイ奴、誰?」


そう、奥に白い大きな狼が4匹。

一匹一匹がかなり強そうだ。


救いとしては、やっこさんは俺の事に気付いていないことだろうか。


「狙撃でできるだけやるか…??」


さっさと匍匐をし、銃を構える。

狙撃ということでよく狙って…


白線は狼を貫く事無く消え去った。


「銃が効かないのか?こいつには」


全く、今回も大変なことになりそうな予感がする。

読んでくださり、有難う御座います。

感想、ブックマーク頂けると有難いです。

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