第六十話 決まる決断と一人一人の思い
真帆さんは通信を繋げる。
「お、どうだ?話はまとまったのか?」
災安がまだワインを飲みながら聞いてくる。
この人どんだけ飲むのよ。
「手を組みましょ。だけど、それはスカル族の始末までよ。
その後はあなた達を遠慮なく始末するつもりだから」
真帆さんはそう答える。
「そうか、まぁ少しの間だがよろしく頼むぞ。若き艦長さん」
災安はそう答え通信を切った。
「僕たちは、あんなのと手を組むんですね。正直命が何個あっとしてもあんな人とは会いたくないですよ」
深井さんが言う。
「仕方ないだろう。まぁ、スキを見て相手のロボを始末するってのはどうだ?こっそりと」
厚木が言う。
「いいえ、始末は無しよ。スカル族を、始末することを先に考えましょう。
その後から、考えればいいことよ」
真帆さんはそう答える。
「そうですが、スカル族も未知数ですよ。いくらの軍団で来るか想像出来ませんしね」
深井さんが言う。
「そうね、警戒は怠らすにもしものときは武装で何とかするわ」
真帆さんはそう答える。
ロボ置き場
はぁ、緊張してきたな。
「どうしたの?緊張しているのかしら?」
マナちゃんが護に声をかける。
「緊張しますよ。それに相手はスカル族、初めて戦う敵なんですから、緊張はしますよ」
護はそう答える。
「無駄に緊張すると腕が鈍るわよ。自分らしく戦いなさい。
そうしたほうが戦いやすいらしいよ」
マナちゃんが言う。
「そうだよね。はるかも緊張しているのかな?」
護はそう言う。
「はるかはきっと、覚悟を決めている最中なのよ。
姉と共同後に潰さないといけないんだから」
マナちゃんはそう答える。
運命とは残酷なものよね。
「そっか、僕は口出ししないよ。さ、行こう、戦いの舞台に」
護は自分のロボに、乗り込む。
「そうね。終止符を打たないといけないからね」
マナもロボに、乗り込む。
そして、今戦艦のドアが開き次々にロボが地上へと降りる。
戦わなきゃ。負けたくない戦いがあるの。
そう思うはるか。
お兄ちゃんの思いを背負っいるの。負けるわけにはいかないの。
そう思うマナ。
僕は、二人を助けたい。悲しみの涙なんてみせたくないから!
僕は、自分が出来ることをやろう。
そう決意する護。
妹の共同。スキを見て攻撃をしたいけど、私は、迷いがある。
この迷いがある内は私は妹を殺せない。
タマネはそう思う。
二人をなんとしてでも、引き寄せないと。雑魚なりに戦ってやる。
そう思う明。
明もタマネさんも集中している。俺だってやるときはやるさ。
戦いは実力だけで勝てるわけない。色々と見る能力も必要なのさ。
そう思うふくよかな男性。
東京を奪い返せるか。東京奪還作戦、ふんまぁまぁなネーミングだな。
災安はワインを飲みながら見つめている。
「来た!」
真帆さんは言う。
すると、東京の地下からたくさんの侵略ロボが現れた。
百以上の居るな。これは骨が折れそうだな。
そう思う夜見さん。
「奴らめ手を組んだな。まぁ、よい俺が強いってことを証明すればいいだけのことだ。
はるかとタマネは俺が始末する。二人の泣き顔が目に浮かぶな。
はぁ、楽しみすぎて心躍るな」
はるか達の父はそう答える。
「行くぞ!うおー!」
私達は一斉に侵略ロボに向かった。
「この戦い。負けられない!」
私は心に思いをビーム・ソードを振るうのだった。




