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機動ロボ、ハルカ 果てなき遥か先へ  作者: 花冠椛
ロボの出会いと出会う者たち
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第三十話 ロボのAI


 「反動?」

私は冬也さんに向かって聞く。



 「ああ、お前たちは普通にロボを操縦しているが本来なら体を鍛えたりしたりして、ロボの反動を抑えている。

 一般人がロボを操縦することは普通はあり得ない。

 だが、君はそのロボの機動キーとしてなった。だから、ロボも君のレベルにまで機能を落としているってことが分かった。

 あの時お前さんは一人で侵略ロボをやっていただろう。その時、機動ロボは出力を上げた。それを知らず知らず動かした。

 どうやら反動は直ぐに来るわけじゃないってことは知れたな」

 冬也さんはそう私に言った。



 「どういうこと?勝手に出力を上げるなんて」

私は冬也さんに聞く。



 「ロボにもAIがあるのだろう。それで、お前さんが不安のまま、やらなきゃって思いで出力が上がったのだろう。

 俺や正吾は大人だから別に反動が来たところで特に問題は無い。

 だが、お前さんは子供だろう。骨や筋肉はまだ成長するはず、成長期に反動なんて来たら下手したら動けなくなる。

 まぁ、鍛えればいい話だが」

 冬也さんはそう答える。




 「はるかちゃんは鍛えるの好き?」

若い男性が聞いてきた。



 

 「あんまり好きじゃない。けど、私が強くならなきゃハルカロボは強くならない。

 なら、鍛えるしかない」

 私は二人に向かって言った。




 「そうか、なら後でロボが置いてあるところに来い。わしが鍛えてやる」

 冬也さんは私に向かって言い、部屋を出た。




 「はるかちゃん、冬也さんの鍛え方は中々ハードだよ。

 でも、挫けないで頑張って」

 若い男性はそう答え冬也さんの後を追った。




 私のレベルにおとしてくれてるんだ。ハルカロボは。

 大丈夫だよ。私、強くなるから。君の本気を出させてあげる。



 私はそう思い、食事を食べるのであった。




 そして、食事後十分経過




 私は冬也さんが言った場所に向かった。

そこには冬也さんと若い男性、そして、遥人さんが居た。



 「お、来たな」

冬也さんがこちらに手を振る。



 私は駆け足で3人の元へ走った。




 「遥人さんも鍛えるんですか?」

私が遥人さんに向かって聞いた。



 

 「いやいや、僕はいいよ。はるかちゃん、ロボがある程度完成したよ。

 それとほらこれも作ってみた」

遥人さんが言う方には大きな銃が。



 「ビームライフルよりも強力なビームが撃てるよ。

 それと、色々と整備して、重りになりそうな物は外しておいたよ」

 遥人さんはそう答える。



 「ありがとうございます」

私はお礼を言う。



 「じゃあ、僕は他の機体の整備をしてくるよ。マナちゃんが乗っていた機体は少し気になるからね」

 遥人さんはそう答えロボの方に向かって言った。




 「よし、じゃあ体鍛えだ。まずは腕立て伏せや腹筋を鍛えるんだ。

 休憩は無しだ。弱音を吐いたら分かるよな」

 冬也さんの右手には木の棒が握られていた。


 女の子でも容赦ないの?



 私は腕立て伏せから始めた。


 「一!・・ニ!・・三」

私はあまり運動をしていないので3回ほどすると手が痛くなってきた。



 くっ!負けない。


 「遅い!」

冬也さんはそう言い棒で私のせなかを叩いた。



 「痛!何するの!」

私は冬也さんの方を見る。




 「言っただろ。弱音吐いたら分かるよなって」

冬也さんはそう言った。




 ハードってそういうことなのね。




 「諦めるか?」

冬也さんが聞いた。




 「諦めるつもりは無いから」

私は冬也さんに向かって言った。






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