第九話 はるかの嫌な予感
私達はボロボロになった大地を進んだ。
何処に行っても建物は崩壊しており、所々に血溜まりがあるが私はそれをまじまじと見る気はおきなかった。
「さてと、ある程度進んだが特に何もなさそうだな。
良いものもなさそうだし、侵略ロボも居ないしどうなってんだ?」
正吾さんは考える。
「何処かに移動してるんじゃないんですか?上の命令を聞いて何処かに。
何処かに・・・!まさか!」
私は嫌な予感を察した!
「正吾さん!今すぐ基地に戻りましょう!もしかしたらそこに!」
私は飛行を使い空を飛んだ!
正吾さんのロボにも飛行があったので空を飛んだ!
そして、急速に移動を開始した。
その頃基地では!
ドカーン!
「な、何なんだよ!もしかして侵略ロボが!」
遥人さんは近くに隠れている。
「そんなはず、この辺りの侵略ロボははるかさんたちが片付けたはず!」
葵さんは震えながら言った。
「くっ!このままでは基地に侵入され、僕たちは全滅!
殺される」
遥人さんは顔を真っ青にしている。
「に、逃げましょう!ここを離れて!どこかに!」
葵さんはそう答える!
「もう、遅いですよ。ほら」
遥人さんは上を見上げる。
「!」
葵さんは絶望した。
それは侵略ロボが遥人さんと葵さんには銃を向けている。
「そ、そんな。私は、まだ生きたかった。あ、ああ」
葵さんは膝から崩れ落ちる。
二人が絶望した、その瞬間!
どかーん!
すごい音がした!
遥人さんと葵さんは顔をあげる。
そこに侵略ロボの銃が無かった。
「え?何が?」
葵さんはふらりと立ち上がる。
「三人が戻ってきてくれたんだよ。きっと!」
遥人さんはそう確信する。
外
「基地はやらせない!」
私はビームソードで侵略ロボを攻撃する!
「俺の銃もくらいやがれ!ビームライフル!!」
正吾さんも銃を撃ちまくり侵略ロボを倒しまくる。
「二人は大丈夫かな?」
私はそうつぶやく。
「大丈夫よきっと!さぁ残りも!」
お姉ちゃんはそう言い
私はうん!と頷き!
「ダブル!ビームソード!!はああ!」
私は二本のビームソードで攻撃した。
基地近くに居た侵略ロボは全部倒した。
「はぁ、はぁ、はぁ」
私は息を整える。
「お疲れ様、はるかさんにタマネさんも」
正吾さんは私達に向かって言った。
「正吾さんもお疲れ様です」
私は正吾さんに向かって言った。
「それより二人は」
お姉ちゃんがそう言い私達は基地に戻ってロボから出た。
中は少しぼろぼろだった。
まさか。
「そんな、二人は死んじゃったの?」
私は膝から崩れ落ちる。
「はるか!落ち込まないで、今は安全な場所なんて無いの。
いつ、誰が死ぬかなんてわからないわ」
お姉ちゃんは私に静かに言った。
「え?二人共落ち込むことは無いみたいだぞ」
正吾さんはそう言った。
「え?」
私は頭を上げる。
そこには遥人さんと葵さんが居た。
「葵さん!遥人さん!」
私は涙を流しながら二人に抱きついた。
そして私はわんわんと泣いた。
「はるかちゃん、心配してくれたんだね」
遥人さんは私に向かって言った。
「う、うん」
私は泣き顔を二人に見せる。
「ほらほら、はるかちゃん泣かないの。私がお茶を持ってきてあげるから」
葵さんはそう私に言った。
「二人共大丈夫だったんですか?」
お姉ちゃんと正吾さんが二人に近づく。
「うん。隠れていてね。でも、最後はバレて殺されるかと思ったけど、君たちが帰ってきてくれて助かったってわけ」
遥人さんはそう答える。
「良かった。それにしてもここを狙ってくるなんて、侵略ロボは基地のことを分かっているのでしょうか?」
正吾さんはそうみんなに向かっていった。
「わかんない、けどいずれここも危険になるかもしれないし。
何処か安全な基地があれば良いんだけれどね」
遥人さんはそう答える。
安全な基地、安全なんて。
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