Chap. 4 食堂
食堂はほぼ満席で、なんとか長椅子の端に座った。
二人は、バイキング台から、たっぶり飯を装い席に着き、ガツガツと食べ始めた。
そんな二人を見て鼻で笑う女が一人。
「あら、いい食べっぷりですわね。」
「だ、誰?」
それは、この学校の校長の娘、ソンガ。レチャ達とは同い年で、トーレム村の生徒のリーダー的存在だ。
「ここではいくらでも食べられるからいいわよねー。」
ソンガの周りの子達がくすりと笑う。
話し方だけ聞くと、いかにも良い家のお嬢さん、って感じがするけど、嫌味とか皮肉が多くて、デルカ村のみんなは彼女を嫌っている。
だからいつも私たちは彼女のことを無視するのだが。
「あら、返事もできないんでしたっけ?気づかなくてすみませんね。魔力が落ちると同時に言語力まで落ちてしまうのは存じあげなかったの。残念ですが、さすがにこの私でも知力は分けられませんわ。」
イラッ
私は才能というものを持たずに生まれてしまったから、人に蔑まれることが多々あり、それに慣れている。気にならなくなっているし。
しかしプライドの高いテーサの癪には触ってしまったようだ。私の横で”気”が揺らいだのを感じた。
「だまれ」
テーサは低い声で言った。
「さほど裕福なわけでも強いわけでもないのに何たる態度!たとえ校長の娘だとしても許し難い。」
テーサの家は代々、魔士道を重んじてきている。彼女の意識は人一倍高いのだ。詳しくは後に知ることになるだろう。
テーサの魔気が膨れ上がっているのには変わりない。
「な、なんですって...!」
テーサはすごい。何でも難なくこなす。でも彼女にも、もちろん欠点はある。喧嘩っ早く、怒りを抑えきれないところである。
前に私が止めることができなくて、大変なことになったのは忘れていない。
「テーサ、もういいから、向こう行こう...?」
ふと、私は何かに違和感を覚えた。何だろう。
ゾワッ
何かが、何者かが、テーサの「気」に入り込んでいる...?何か邪悪なものを感じる。
落ち着け...!
「テーサ!!!」
テーサは目が覚めたかのようにハッとし、倒れた。
ソンガたちには、私たちをあざ笑う余地はもうなかった。私と同じようなものを感じたに違いない。遠くへ逃げて行った。
周りの生徒たちが後ずさる中、先生が食堂に駆け込んできた。
「何事?!」
私たちが何かを言う前に、先生はテーサのことを察し、抱えて部屋を出て行った。
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まずい
「力」が作動しかけた。
あの子達は勘が鋭いから...特にあの、黄色い目をした、「これ」と仲が良い子...
一度失敗しているのに、これ以上の失敗をしたら、「RBK」さまがお許しにならない。
「これ」に宿るは組織繁栄のための鍵。
そして私はそれの監視役
「壮大なる計画を実行する。私のために、我が組織のために、命をかける勇気があるのならば、私についてこい。必ず、知られざる民を救う!」
彼に誓った。
絶対に———
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愛は
身をも滅ぼす凶器だということに、
人間はとうの昔から気づいている
はずだ
投稿、遅くなりました。
最後のとこ...意味不明ですよね?自分で書いていて、一体私は何をしたいのだろう...と思ったりするんですけど、許してください。