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ねんがんの ほもげー が かんせい !


ついに完成した。私たちが半年かけて作り上げた異世界ファンタジーホモゲー。




攻略対象は騎士団長、教師、大工の三人。全員おっさんかつ既婚者というかなりニッチな作品である。


何故攻略対象がおっさんなのかというと、流行りのドラマ【おじさんず❤︎愛】に私たち三人がどハマりしたからで、しーちゃん、なっちゃん、私で文芸同好会…という名のBL同好会の処女作であり、自信作。


文字数もスチルも少なく、15分程でコンプ出来る内容だけど、私達の理想を詰め込んだ夢のような作品で、誰かにプレイしてもらいたいという気持ちが爆発していた。


「ねぇ…?ゆっこ…?誰かに遊んで貰って感想…聞きたいよね…私たちのゲーム…。」


ゆっこというのは私のニックネーム。


「だよねー!しーちゃん、私も早くプレイしてもらいたくてウズウズしてる。」


しーちゃんは周りからは根暗だと思われてるけど、BLの話となると饒舌になるそんな子。


「ボクも同じ気持ちだよ。この禁じられし感情や表現が表された作品を早く誰かに体験してもらいたい!」


なっちゃんは最近アニメに影響されて、厨二病を発症しつつある子。

二人共昔からの親友である。


「誰にプレイしてもらおうか?」


「やっぱり…理想はおじさんにプレイしてもらって…どんな反応するか観察したい…」


「ボクも同じ考えだった。どんな反応するか見てみたい。」


「二人共考えが鬼畜だね…」


でも私もおっさんに見せたら、どんな反応するか見てみたい…


「そうだ!龍雄先生に見てもらおう!」


龍雄先生は暑苦しい体育教師で、一部生徒からは少しウザがられてるけど、なんだかんだで皆に好かれている。ガタイもよくて既婚者、私達三人共大好きな先生である。いろんな意味で。


「龍雄先生なら頼めばやってくれそうだね、この前も三人で土下座して資料の為にち◯ち◯見せてくれたし。」


今思えば最低だったな…



早速呼んでプレイしてもらう事に。


「お前たちがこういうのが好きな事は知ってるが、俺が楽しめるような物なのか?まぁお前たちが一つの作品を最後までやりきるという事は素晴らしい!俺は感動したぞ!」


そう言って貰えると嬉しいなー、やっぱり龍雄先生好きだわ。いろんな意味で。


先生がパソコンの前に立って、私たちは後ろから覗きこむようなポジションでゲームスタート。


「ほぉ、こういう感じなのか、今は色んな恋愛の形があるからな、いいんじゃないか?」先生が認めてくれた、素直に嬉しい。


「選択肢が出てきたがどっちを選べばいいんだ?」


「どれも上の選択肢を選んでください!」


下の選択肢はエロシーン直行、流石にそういうシーンは見せたら可愛そうだからね…


「そう言われるとなんとなく下の選択肢を押したくなるな…ポチッとな。」



「「「あっ」」」



無修正で映し出されるおっさん同士のエロシーン、これはヤバ…


「うおぉぉぉぉぉ!?」


先生が後ろに転けそうになる。危ない!


三人で抑えようとする、身体ガッシリしてるなぁ〜…って重っ…!?




4人で一斉に倒れこんだ、私たち三人は頭からモロに…

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