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迷い子  作者: 竜胆
3/10

彼氏との関係の進展

彼氏の突然の求婚に驚きました。

さてどうなるのでしょう。。?

私は驚き動揺した。食べ物の味も感じなくなって、箸が止まった。お酒もすっかり覚めてしまい、顔色も悪くなっていたと思う。


彼氏が言うことには、以前から私との結婚を考えていたのだそう。出会って約十年、私たちが正式にお付き合いをするようになって、気付けば四年がたっていた。


彼氏は社会的に地位もあり、とても忙しい仕事をしていた。性格も年齢相応に大人の男性で、社会性が乏しい私に呆れず、包容力のある男性であった。

そんな男性が私のようなぼんやりとした女を選ぶとは思ってもみなかった。

私は言葉が出なかった。

彼氏は私の反応が分かっていたようで、「考えてくれると嬉しい」と言ってくれた。


私は心底疲れて我が家に戻って来た。彼氏は玄関先まで送ってくれた。


みぃは私の様子がおかしいのが分かるのか、ミィーミィーと鳴きながら、私の周りをぐるぐるとまわっていた。


取り敢えず、気分を変えたくて、ハーブの入浴剤を湯船に入れて長風呂をした。

みぃは私がお風呂に入っている時にも、浴室に入る癖があった。バスタオルを敷いてあげて、みぃのスペースを作るのが、私たちのお風呂タイムの決まり事だった。

みぃの身体を蒸しタオルで拭いてあげて、タオルドライをして、グルグルと喉を鳴らすまで撫でたり、マッサージをしてあげた。


みぃとお布団に入ったものの、私は頭が混乱している状態が続いていた。

彼氏は察しの良い人で、「大丈夫?」とラインをくれた。正直に眠れないと答えた。「深刻にならないで。でも俺の気持ちは変わらないから、またあした会いに行く」と返信があった。


翌日は、土曜日だった。みぃは実家に預けて、彼氏を我が家に迎えた。

彼氏は私の寝不足の顔を見て、少し悲しそうな顔をしていた。

彼氏にお願いして添い寝して貰った。眠くて仕方がなかった。


お昼ご飯は二人で一緒に作った。彼氏は肉食。私は野菜が好きで、互いの好みの料理を作った。


彼氏は真摯に、私を大事に思っている、と言ってくれた。心が動かされた。


今まで、彼氏の事を両親に紹介していなかった私だったが、この際会って貰いたい気持ちになった。夕食に両親を招いていいか、と彼氏に相談してみたら、紹介されるのを待っていた、と言ってくれた。

母に連絡して、彼氏が来ているのだけれど、夕食を父も一緒に食べに来てくれないかな、と話した。母には、彼氏の存在がバレていたようで、今からあなたの家にいくよ、と言ってくれた。


両親が来る前に、二人でお買い物をしに行った。

彼氏は父が好きな酒と、母にお菓子を買っていた。私は彼氏と相談しながら、晩ごはんのメニューを考えながら、結局母方の実家の料理を作る事にした。


今回、みぃの出番が少なかったですね。。。

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