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ある小間使いの独白  作者: 七転び
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切り札は使ってこその切り札。それがご主人の信条だ。

因みに切り札と書いて弱みと読む。

でも「切り札は最後までとっておくものだよっハッハッハ」ってこないだ中央広場の大道芸の劇(チョー面白かった)でやってたよ。

「その最後で攫った姫を楯にした悪の伯爵は騎士に負けただろうが。ま、姫を攫ったまでは良かったな。あとは使い方がダメすぎる。」

ご主人曰く、一国の姫を攫うのはハイリスク過ぎて、それを切り札にするならもっと複数のカードを用意して、コンボ決めないとハイリターンを望めない。そしてそれには使用期限があって、効果的に使うには時期を見誤らないのが重要だと。

ってか、主人公は騎士様だから!騎士様と姫君の恋物語がメインだから!国の乗っ取りを狙ってた悪の伯爵目線でダメ出ししないで!

そしたら今度は騎士様と姫君目線でダメ出しをしてきた。

忠を忘れ、恋に走っちゃった騎士は言うに及ばず。そして姫君はもっと自分の価値がどれだけのものかを知ってなきゃいけないんだって。むしろ自分の命をカードにして、悪の伯爵と騎士様を手玉に取るくらいの強かさがないと一国の姫君として失格なんだって(意見には個人差があります)。


なので、自分の価値と握った弱みを使用期限前に100%有効活用するご主人。

絞りきったカスまでゴミ箱には入れません。エコですねー。

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