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ある小間使いの独白  作者: 七転び
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性格の悪いご主人にもご友人がいる。

ご主人が「覚えなくていい」と言ってたけど、希少なご主人のご友人だ。警固隊だが巡邏隊だかの一個中隊だか小隊だか…まぁなんかその辺の隊長をしているので、俺はパツキンと呼んでいる。タイチョーだと思ったか?甘いな。厭味な程キレイな金髪だからだ(後出し)。

こいつがなかなかうざい。いい人なんだろうけどうざい。


「子どもを拾った?アホかっ貴様に育てられる訳ないだろう!」

 ↓

「ちゃんと喰わせてやっているのか?じゃあなんであんな小さいんだ!」

 ↓

「貴様のせいでその内騒動に巻き込まれるに決まっている。ちゃんと考えているのか?」

 ↓

「子どもの情操教育にここは相応しくない。しかるべき施設へ行くのが彼のためだ。」

 ↓

「彼は優秀だし学府へ出したらどうだろう。運が良ければ国費で遊学も可能だろう。」

 ↓

「セナの為に心を鬼にして言っているんだ」←今ココ


なので俺もパツキンのために心を鬼にして「パツキンがうざいので出て行きます(意訳)」と置き手紙をして屋敷を出て行った。

港でもこちゃん(豚のぬいぐるみ)と船を見てたらポール爺に取っ捕まった。そのまま乗船手続きして二人で一週間ぐらい、南でバカンスを楽しんだ。イェ~イ!海サイコー!


お土産たくさん持って帰ったらパツキンが坊主頭になってた。

ちょっとだけ可哀想になったので、勢いだけで買ったヤシの実で作った訳わからん人形あげた。

自分の部屋に戻ったら、ご主人に採点添削された置き手紙があった。

20点。くそぅ…

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