第五話 新たな仲間
「はい。今日から仲間になったカズマくんです。みんな仲良くしなさいよ。」
「カズマ・ツナデです。これからよろしくお願いします。」
先生に呼ばれ、挨拶をする。
まずはどんなやつがいるのか確かめなくては…。
このクラスは8〜15歳までの子どもが集まるクラス
クラスメイトは6人、少ないがまあ、孤児院だからというのもあるだろう。
「ようこそ、僕たちのクラスへ。君を歓迎するよ。」
「じゃあ、みなさん自己紹介してあげてください。」
順番に俺の方を向いて説明をしてくれるようだ。
「まずは、わたしからね!シアです。よろしくね!」
元気がいい子だなぁ…
「このクラスのリーダー的なのかな?一応。ようこそ、カズマくん。僕はルーク。よろしく頼むよ。」
すごいイケメン。帝王学とか学んでそう。
「私?マイカ……よろしく。」
「デアトロスだ!デアでいいぞ!」
「僕は……ロイドです……あっごめんなさい。」
「ファウカーだ。よろしく。」
みんな個性的だなぁ。
男が4人
女が2人
まあ、仲良くできそうだ。
頑張ろう。
「はい、じゃあ授業始めるよ?」
そして彼女は、リリィ先生。
このクラスの担当先生。
美人なんだよなぁ……。
「まずは新しい子が来たんだから復習しましょうか。」
この後、この世界の常識、魔法について話された。
この世界の人種は7つに分けられているらしい。
『人王族』、『海王族』、『獣王族』、『飛王族』、『魔族』、『神王族』、『零族』
由来は、この中から一人ずつ勇者が現れ、魔王を倒したからだ。
魔王と聞いてそれは『魔族』に属さないのか?と思ったが
それは『零族』に入るらしい。
世界の理から外れた一族は全てまとめて『零族』と呼ばれるらしい。
まあ、その中からも魔王に反対する正義感が強いやつがいただけらしいけどな。
それから、魔法についてもまとめておこう。
あれはすごいね。なんというか…俺にとっては常識的では無い。
慣れるのに時間がかかりそうだ。
というか、イメージがしやすいのだ。
なぜだろう。なにか記憶に関することなのか
気になることである。
魔法には属性がある。
それは3個しかない。
火、水、風
これがこの世界の魔法の限界らしい。
まだ、開発されてないということかな?
調べてみようと思う。
まずは初日。馴染むことには成功したようだ。