第四話 新しい生活
感想ありがとうございました!
見てて嬉しかったです。
これからも頑張りますよ^_^
どうやらここは孤児院のようだ。
なんでも、俺は村で気絶して親を捜索され、見つからなかったことから
ここに引き取られたようだ。
とある第二王子は目の前で汚いものを見せつけられたとかで即刻処罰を言い渡したらしいが、兵士さんがここにこっそり引き渡したらしい。
名前は能力の確認で判明している。
カズマ・ツナデ
それが俺の名前らしい。
言われるとしっくりくる気がする。
10歳になってたことは気になるが…まあ、記憶がもどればなにかわかるだろう。
幸いにも、日常生活に困ることはなかった。
失ったものは、ここ俺自身についての記憶。
親の名前すら思い出せない。
何か目的があった気がするけど……わからない。
まあ、そのうち思い出すだろう。気長に待つことにする。
この孤児院を経営しているのはフィール・アーカイド施設長だ。
他の孤児のみんなからは『フィー先生』なんて呼ばれている。
見た目は完全におばあちゃん。
だけど、めっちゃ元気だ。
今年74歳らしいがピンピンしている。
「やはり、魔法や剣術は忘れてしまったか?」
「忘れた……のかな?」
いろいろ聞かれたが忘れているので知りませんぞ。
「ふむ…なら、わしから剣術を習うか?」
剣術か………
やってみたいとは思った。
だってなんか剣道とか見てる分だと憧れる部分があるよね?
そんな感じ。
俺が習っていたのか?それは覚えてないからいいです。はい。
とりあえず、覚えておいて損はない。
「お願いします。」
こうして、剣術を習うことになった。
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この孤児院にはルールが設けられている。
一つ 外に出るときは必ずどこに行くか連絡、何時に帰るか報告する。
二つ 森には入ってはいけない。
三つ 授業には参加すること
四つ この孤児院卒業は12歳。それまでに自分を磨くこと。
この四つ。
他にルールはあるらしいが、暗黙の了解らしい。
ここの孤児院の子どもはいろいろな子がいた。
獣耳を生やしている子、角が生えている子、俺みたいな人間の子
やはり種族が関係しているのだろうか。
そこらへんも授業で聞くことにする。
ここに来てから一週間が過ぎた。
やっと手続きが終わり、授業に参加できるようになったのだ。
「よし、最初が肝心か…。」
新しい世界での第一歩が始まる。
記憶喪失で何を失ったかを記載しときます。
自分の名前、自分の趣味や自分が関わってきた思い出(親や友人なども含む)
ここに来た目的。ここまで来た経由。
が主に失ったものです。