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神と語るラノベ無双  作者: 休止中
孤児院勉強編
14/17

第十二話 決戦準備

いつも通りの朝が始まる。

今日も剣術の稽古をする。

繰り返し行っているが....なにか足りないものがある気がする。


「あの夢の中であった人になんとかまた会えないものかなぁ」


夢の中で出会った存在。

おれはきっとなにか知っている、取られた記憶のなかにもっとたくさんの知識、やるべきことがあるのだろう。


「もっと寝たら返してくれたりとかないか...」


「何を独り言を呟いてるの?...」

本を閉じてマイカがこちらを向いている。

余程声に出ていたのだろうか?


「気にしないで、夢の話だから」


そう...と頷き、また本を読み始めた。


「さて、あと三日...なにか対策できることあるかなぁ...」


約束の模擬戦まであと三日となった。

俺は清々しい朝の空に向かってため息をはいた。


______________


孤児院の近くの森で剣を振るう音が聞こえる。


「何かが足りない。体力、力、バランス、どれも鍛えたはずなんだが...」


ルークもまた、伸び悩んでいた。


「後は、誰かに相手してもらって苦手部分を見つけるか...」


「なら、手伝うぞ。」


少しの突風があがり、ファウカーが何もない場所から突然現れる。


「なんだ、ファウカーか。頼むよ」

「承知」


このメンバーにおいてファウカーが突然現れてもなんとも思わない。

彼はそういうやつだという理解で統一されている。


「カズマには勝てそうか?」

「五分五分かな、何か強力な技でも使われない限り負けはしない。剣術なら僕が上だからね。」


ルークは剣を掲げる。

そして、降り下ろす。


右手がいくつにも見え、斬撃が繰り出される。


近くにあった木がな何回も切られたかのような傷跡を残す。


「僕は王都で騎士になる男だ。リーダーとして一番強くなくてはいけない、そして守るんだ。自分がてにしたものを」


心のなかでも唱え、復唱する。


「はやく、始まらないかな。」


そう言って、ファウカーとこの場所を後にする。




こうして、三日という

期間はあっという間にすぎ、

試合の日へとなる。



孤児院の庭に集まる。

ほかの孤児たちも見学に来ていた。


「やっちゃいなさい!ルーク!」

「カズマ!まけんじゃねーぞ!」

「どっちもふぁいとー!」

いろいろな声援が飛んでくる。


そんな中、その本人たちが入ってくる。


「カズマ、まずはありがとう。僕が頼んだ試合を受けてくれて。」

ルークは礼をする。

そして告げる。


「そして、ごめんなさい。君をここで倒して、ライバルを減らす。」


俺はその言葉に

あえて、ラノベ的表現で返そう。

強敵や悪と戦う主人公は戦う前に決め台詞をいう。なら......



「ぐだぐだ抜かすな。さっさと剣を抜け。そして、始めよう」


「俺たちの喧嘩(しあい)を」



風邪を引いたので、明日は投稿できたらやります。

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