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神と語るラノベ無双  作者: 休止中
孤児院勉強編
11/17

番外編1 異世界式バレンタイン

この話はオマケです。

読み飛ばしてもらっても大丈夫です。


バレンタインデーなので

彼らの日常をちょいと投稿。

間に合ってよかった(笑)

異世界にはバレンタインデーはあるのだろうか?

俺がいたあの世界…

日本では、近所の子もこの日になるとチョコを買いにいき、女子はなんて大変なんだろうと思っていた。

まあ、俺には縁のない話だっただけだ。

別にほしい訳じゃないんだよ?

ただ、そういうイベントもあったなぁーっと...


この世界ではどうなのだろうか?

一応、それに近いイベントはあるらしい。

だが、女の子に縁がこの世界でもないので詳しくは知らない。


だけどなにかそわそわしているというのは感じられる。

なんだろう、男子も女子も力がはいってるとうか...


「カズマ!お前はやらないのかー?」

ふと声をかけられる。


振り替えるとテンションを上げているデアトロスがいた。

「どうした、なにかイベントか?」

「む?、あっそういえばカズマは記憶喪失であったな。忘れてるのも仕方ないか、今日は男気の祭だぞ!」


男気の儀式......

マイカからチラッと聞いたことがある。

この日には男子が女子に強いことをアピールし、それに惹かれたなら女子がなにかお礼をする。

そんな儀式だった気がする。

詳しくは聞いていないので報酬がなにかとかも知らない。


食いしん坊のデアが張り切ってるなら

きっと食い物関係なのだろう。


「施設のみんな参加してるぞ!カズマも来い!」

手を引っ張られ部屋を出る。

そのまま、みんながいるホールまで連れていかれる。

「おっカズマ、君も来たのか。」

「カズマさんも参加するんですか?」

ルークとロイドも集まっていた。


どうやら、やる気満々らしい。

あのおとなしいロイドがここまで張り切ってるのも気になる。

これは参加してみなくては...


「俺も参加するよ。なにをすればいいんだ?」

「カズマ知らないで来たのか?甘いな、そんなんだとマイカのハートは僕が貰うよ?」

何言ってるんだあいつは...

「ふふ、そうですね。一人だけモテてるのも悔しいですし。」

ルークについでロイドまで...ふっなにかやるみたいだが、負けないぞ。


「今年は俺が手にいれるからな。」

「まけないぞ」

「ぼっぼくも!」


三人が火花を散らしながら睨んでるように見える。

そんなことは気にせず、何が起こるか不安感だけが残る。

なにも知らない俺からしたら、この世界の常識を持ってこられても理解しにくいのだ。


「じゃあ、はじめるぞ!そこに正座だ!」

突然始まる......

全員が正座する。

俺も慌てながら正座をする。

ファウカーは興味ないらしく参加はしていない。

何をするのか?これのどこが男気を見極めるんだ?

そんなとき女子の二人が部屋に入ってくる。


「「......」」

二人はなにも話していない、手になにか持っているようだが隠されていてみえない。


「全員目をつぶれ!」

ルークが全員に伝わる声で言う。それを聞いてみんな目を閉じる。

俺も慌ててみんなに合わせる。



.........

静かに時間が流れる。


カズマの額にデコピンが当てられる。

「えっ!?」

女性陣が笑ってこちらをみてくる。

状況が理解できない俺は混乱するだけである。

「今回はカズマに決まってるでしょ!」

チョコを渡される。

シアとマイカの二人から貰うことができた。


それを見ている三人が悔しそうに涙を流しながらこちらを見てくる。

「今年もだめだったか...」

「まあ、カズマには勝てないよね」

「食いたかったぁあ」


ん、どゆことだ?

そんな疑問の答えをマイカが答えてくれる。

「チョコは貴重...でも祝い事は祝い事だから...」


どうやら、チョコはこの世界ではなかなか手に入らない。

だから、一年に一度甘いものが手にはいるこの時期にこのようなイベントが起きるらしい。


しかし...

「苦いが...はじめてチョコ貰えたな。」


俺と女性陣だけが笑顔になっていた。

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