表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Devil Slave  作者: をと
エギュン
9/42

エギュンー8ー


ーー貴方には知る義務があるーー



ーー死ぬのも、戦うのも、それからでも遅くないーー




(俺に戦えというのか…無力な俺に…)







ーーウィル、来るんじゃない!ーー


ーー早く逃げて!貴方だけでもーー


ーー父上!母上!ーー


ーー……貴方がアルを守って…ーー


ーー父上!!母上!!ーー


ーーチクショウ、チクショウ!何で!?こんな時に俺の言うことを聞かないんだ!?ーー


ーーおやおや。【神に選ばれた存在】と言われても所詮はただのガキですねーー


ーー殺してやる…殺してやる…ーー







「………子?ウィル王子?」


「えっ?」


「大丈夫?顔色が悪いようだけど」


「あぁ…何でもない…」


「この先が研究室よ」


気づけば廊下に何人もの兵が横たわっていた。


「っ……」


ウィルを口元を押さえた。


「王子?」


「………」


ウィルは【あの日】を思い出していた。


あの日の景色と、今見えている景色が重なって見えた。


「先を急ぎましょう」


倒れている兵士を跨ぎながら研究室に向かう以外、道はない。


ウィルは大きく息を吐いてからその先へと進んだ。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ