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Devil Slave  作者: をと
エギュン
6/42

エギュンー5ー

「反逆者…?何を言っている」


「この世界は今混乱の中にいるの。無意味な戦争で大勢の犠牲者が出ている。私たちはその戦争を終わらせるために戦っている」


「戦争を終わらせるって…一体」


「貴方の力があれば、この世界の無駄な争いも止められる」


「どういうことだ」


「詳しい説明はここを出てからするわ。とにかく、戦争を止めるには大きな力がいる。それを貴方は持ってる」


その言葉に檻の中にいる男は表情を変え、


「…俺には関係のないことだ。他に当たってくれ」


と言って顔を背けた。急に震え出した手を2人に気付かれないよう、必死に抑えつける。


「てめぇ…関係ねぇだと!?何様のつもりだ!?」


「バルク!声が大きいわよ!他の兵に見つかったらどうするのよ」


「ディテは黙ってろ。俺は最初からこんな奴に協力してもらおうなんて思ってねぇ」


「だったら!だったら…放っておいてくれ!」


「だがな、1つだけ言わせてもらう。お前なんか人間じゃねぇ。人を不幸にする悪魔そのものだ」


「人を不幸にする…?お前に俺たちの何が分かる」


「バルク、良い加減にして!言い争いをしに来たんじゃないのよ!?」


ディテはガッカリした顔で大きなため息をついた。


「バルク、先にモーガンたちと合流して爆弾の設置に向かって」


「は?こんな奴放ってお前も来…」


ディテはバルクを睨んで「早く行って」というと、バルクは冷や汗を流し、そそくさと研究室に向かっていった。



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