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エギュンー3ー
蛍光灯が点いては消え、消えては点く。窓が一切ない地下ではほとんど何も見えず、同じ場所に閉じ込めらた子のすすり泣く声やため息、かすかな話し声がするだけだった。自分がどこに居るのかさえ分かる者は居なかった。
いつここを出られるのか、いつ家族に会えるのか、何故こんな目に遭っているのか、幼い彼らには理解出来ない。
そして彼らの【終わり】はすぐそこまで来ていることも。
廊下の先からランプの明かりがぼんやりと見えた。ランプの明かりが揺れる度に金属が触れる音がし、それはどんどん近づいてくる。
子どもたちは静まり、目を瞑り祈った。
(神様…どうか…助けて下さい…)
足音は子どもたちのいる檻の前で止まると、ガチャッと鍵を開ける音がして、重い鉄格子の扉が音を立てて開いた。
(神様!神様!!助けて!!!)