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心恋〜色〜

作者: 深海瑠璃

こんにちわ。もしくは、こんばんわ。今回の『心』はかなり詩っぽくなりました。会話は一切ありません。一人の心の中にあることをひたすら書き綴っています。上記を御了承の上お読みください。このままお読みいただければ幸いです。

世の中は上辺だけの言葉がゴロゴロ



世の中は上辺だけの付き合いがゴロゴロ



みんなみんな流されてゆく

みんなみんな操られていく




心配なんだよ


本当ですか?本当に思っていますか?そう思っているのですか?

本心なら喜んでその言葉を受けましょう嘘ならもうやめて下さい

このまま心にもないことを言われるのなら何も言われないほうがマシ




仲良くしよう


本当に?あなたは本当にそう思ってるの?こんな僕と仲良くしたいなんて普通の人なら考えない

本当なら喜んでその言葉受け取りましょう嘘ならもうやめてください

気休めの言葉なんていらないんです



他人のご機嫌をとるのは難しい

一番手っ取り早い方法は笑顔で受け答えをして他人の話に合わせをしていれば大抵は相手の機嫌を損ねることはない


けれど例外があった


それは君だったんだよ



君だけは僕の本心を見抜いて心の重りを取り除いてくれたんだ


だから僕は君に感謝の言葉を述べようと思う



ありがとう



って









君は僕の天使だった


君は僕の太陽だった


君が傍に居るだけで僕は素直になれたし前向きでいられた




君と出会ったあの日は確か今日みたいに蒸し暑くて曇った空だった


そんな空のように灰色の僕の心

カラフルに変えたのは君だったんだ


道端で急に声を掛けてきた君は顔を赤らめながらも


友達になってください


と言ってきた



それから僕達の付き合いは始まって君がいない今でも君を追い掛けている


どうしよう




どうやら僕は他の人を信じられないようだ


どうやら僕は君以外を愛せないようだ



僕は男 君は女

生物学的には違うけれど僕達の間には確かに『友情』というものがあった


その時の僕の心にはもう一つの心 感情が芽生えていた


そう 僕は君にとって友達よりも親友よりももっと近い存在になりたいと


君のことが好きだ


という感情


君はこのことを聞いたら何ていうかな?




君がいなくなったあの日


僕は君に全てを話そうと決心したんだ













君の住むマンションまで行って君を驚かそうと思ってマンションの裏に回ったんだ


けどそこには









そう 君がいたんだよ


腹部から血が出ていて 痛々しい傷が体中にあって 俯せだったけど顔だけはこっちを見ていたんだ


すごい苦しそうだった


そんな君を見たとき世界が終わったと思った


何も声が出なかった


身体が動かなかった



第一発見者だったらしい僕は通りすがりの男に捕まって 警察に突き出されたんだ


そして疑われて拘置所に入れられた 否定してもとりわけ君と仲がよかった僕は真っ先に疑われた


そして君が焼かれる前の 最後の君の姿


見ることができなかった




結局 君にこの想いを伝えることはできなかった




君は僕を待たずに先に進んでしまったから









その後 僕は釈放されたけど 結局君を死に追いやった犯人は捕まってないんだ


ただ


『強盗殺人事件』 て片付けられた


僕はまだ重要参考人


また 私服警官がこっちを見てる










僕はまた逆戻り


君に会う前の僕に逆戻り


僕の目の前はまたモノクロ


カラーには一生戻らない


君はいないから


君はいなくなってしまったから


君は
















君は 僕の全てだったんだ















〜END〜

読んでいただきありがとうございますm(_ _)mそれでは、またどこかでお会いできることを願って。。。

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― 新着の感想 ―
[一言]  序盤の暗い雰囲気と、中盤の太陽の比喩、終盤の絶望と、ギャップをしっかり描くことで思いを強調することができてるように思いました。  最初の『ゴロゴロ』の部分、もしかして、  曇り空で雷の『ゴ…
[一言]  初めまして。碓氷楓架(うすい・ふうか)と申します。  話としては割と王道的な流れだと思いますが、設定が暗い割に、ドロドロしておらず、逆にそれに好感を持たれる方もいらっしゃるかと思います。 …
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