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町中華

うーーーん、やっぱりこれってセフレ枠なのかな。



彼女の肩書が欲しくて頭を悩ませる。

というかそもそも彼は私のことをどう思っているんだろう。

あの夜、彼に直接好きと伝えてしまったことを思い出して、後悔する。


好きバレって不利だよね?



あの日から彼にはまだ連絡していない。

彼からも連絡はない。


((彼の彼女になりたい)))

私は次第にそんな思いをぐるぐると巡らせていた。



私はスマホでカレンダーを開き、彼に会える日を探した。予定はぎっしり詰めたいタイプで、案外バイトと大学で彼に会える日は限られている。



次連絡して、会えなかったらもう彼とは終わりだよね。セフレ枠は嫌だけど、彼に会えないのはもっと嫌だと思った。




---12日会えますか。---


彼に送信し、返信を待った。

返信が来ないとそわそわしてしまう。

すごく楽しみでもあるし、同時にすごく怖い。



5時間くらい待って、やっと返信が来た。


---夜でも大丈夫かな?---

返信が来た。



彼に会えるんだ。それだけで満たされた。

ワンナイトで終わらなくてよかったと安心する。


3日後だった。私はそれまでに美容院に行くことにした。


きっと私は、好きな人ができたら、いろいろ尽くしてしまうんだと思う。1番可愛い姿を見てもらいたいって思う。



片想いは自分磨きが捗った。

彼に会うまでの間、普段はしない筋トレや半身浴なんかもして、万全の準備をした。



私が彼に好きと伝えてしまったからこそ、次会ったら返事を聞きたい。彼がどう思っているのか、もう気になって仕方がないのだ。


彼も私のことを好きだったら、それって両想いで、つまり彼と付き合うのだろうか。付き合うってよくよく考えたら何するんだろう。会う口実を作らなくても気軽に会える関係ってことだよね?

私は付き合った後の行動があまりよくわかっていないけど、とにかく今は彼と付き合ってみたかった。


私の今まで人生において、こんな気持ちは初めてだった。彼がいない時に彼のことが頭から離れなくて、これが「好き」ということなんだと知った。

たぶん、初恋だ。




彼に会う日、普段よりラフな格好をした。

彼に会うために気合い入れてるって思われたくなくて、なんとなくそうした。



今日は家じゃなくて、彼と外で待ち合わせをした。セフレにならないための、最小限の抵抗だった。


彼との初めてのデートみたいで、内心すごくドキドキしていた。



彼はほとんど外食らしく、おすすめの町中華に連れてきてくれた。


適当に注文して、頼んだ料理が運ばれてくる。

私は、彼が私のことをどう思っているか聞きたかったけど、切り出し方がわからなかった。

そんなことをずっと考えていたら、食べ終わってしまった。



まだ帰るには随分と早い時間だった。

彼がこのあとどうするか私に聞いてきた。


本当は彼の家に行きたかったけど、今日行ったらもう彼女になれないんじゃないかと思った。だから行けなかった。彼と付き合うまで、体の関係は安易にもたないと決めた。


だけど、彼の好きな人に、私はなれないんじゃないかとも思っていた。だから、怖くて聞けなかったんだと思う。もし聞いてしまったら、彼との関係がすべて終わる気がした。終わらせたくなかった。

ここまで読んでくださって

ありがとうございます^_^


中華はエビマヨ推しです。小ぶりなエビがすきです。

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