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44-1 さあみんな、墓を掘り起こしてくれ

 グフロートに入ったはいいものの、周囲に小人の気配が全くなかった。普段なら西口から東口にかけて人が行き交っているはずだが誰一人いない。露店はそのまま開いたまま、商品はほったらかしで店主もいない。


「やけに静かやな。いつもは人でいっぱいだったろう?」

「は、はい。出払ってますね。ははは」


 得体の知れない怪物が襲来してきたのだ。住民はみんな避難させている。長期的な避難を想定し、フロート車に物資を乗せて多くの小人がグフロートを脱出した。


「ゲタ兵長、それとサボも。二人は俺の恩人なんや。だからそんなに気を遣わなくていいぜ。俺がレッドだったときのように気軽に接してくれると嬉しい。そういえばサボ、プレゼントした指輪はちゃんと嵌めとるか?」

「あ、ああ……嵌めているよ」

「使い方ちゃんとわかったか?」


 見たところサボの表面は光っていない。別れてからそれほど日にちが経っていないとはいえ、毎日〖スーパー黄色人〗を重ねがけしていれば今頃光っていてもおかしくない。


「使い方?」

「おうよ。手紙にも書いておいたやろ。指輪に魔力を込めろって。そしたら魔力が跳ね返されるような違和感があったはずや。その感覚を頼りにすれば、指輪に込められたスキルに気づくと思ったんやが」

「あー……」


 サボの返事はぼんやりとしていた。まるで記憶を辿るような感じだ。習慣づけてやっている者の表情ではなかった。


「その指輪には〖スーパー黄色人〗という強化スキルが入っとる。いま使ってみろ」

「ええっ!?」


 サボは必死な思いで指輪に願う。すると指輪から膨大なパワーが送られてくるのを感じられた。


「そうそう。そんな感じ。毎日続ければ無敵になれるぜ」

「む、無敵……」


「おうよ。無敵よ。ただし、無敵化を解くときは逆のイメージが必要になる。その分魔力もかかる。ひと月強化したら、元通りになるまでひと月解き続けなければならん。それは覚えとくんやぞ」

「あ、ああ。あの、無敵化すると何か弊害があるように聞こえるのだけども」


「おう。あるぜ。物に触れたときの違和感とか、耳が悪くなったりとか、味とニオイがわからなくなったりとか、熱を計れなくなったりとか、とにかく五感が鈍くなる」


 ケーの場合は五感とは違い、光を発して外界を感知する。だからどこまでも〖スーパー黄色人〗の出力を上げられた。

 ケーの肉体は〖スーパー黄色人〗を宇宙の限界に到達するまで上げられた。その結果、金色を超えて真っ黒だ。五感は失ったも同然。光がなければ何も感じられない。その体は重くなりすぎて重力を発生させるようにもなった。同時に負の質量を持ち、大地と反発し合いながらも釣り合うように大地を引っ張っている。

 もはやケーは意志を持つ星といっても過言ではない。しかしケーという名の星は天体ではない。宇宙に飛び出すことはなく、別の星に寄生する。


「あの、そういう短所は前もって言うものだと思うんだ」

「悪かったな。手紙には書きたくなかったんや」

「え、書こうとはしたのか」

「悪いことを書くと使わなくなるやろ」

「まぁ……たしかに……」


 もうそろそろブート家がある住宅街だ。相変わらず小人の姿が無い。


「ゲタ兵長。こっから先の案内は不要。それと用事が済んだら勝手に出て行くから、西口と東口は開けておくように」

「は、はい! お先に失礼しまーす!」


 カツカツとゲタのような木靴を鳴らし、ゲタ兵長は走り去った。

 二人は横並びで歩き始める。もう歩行補助はいらないようだ。

 そして、ついにブート家の自宅まで来た。


「あのぉ、その大きさで入られると……」

「せやな。縮むわ」

「え、縮むって」


 ぐんぐんと勢いよく縮んでいき、ケーの身長はサボと同程度のサイズまで小さくなった。


「小さくなれるならもっと前にやって欲しかった……」

「それもそうやな。悪い悪い」


 大きさが与えるプレッシャーは甚大だった。同じ身長まで縮むとそのプレッシャーも和ら……。和らがない。全然怖い。むしろ目線の高さが同じだから目が合うことも増える。真っ黒な眼球に浮かぶ金色の瞳は美しくも恐ろしい。ニッコリと歪む真っ赤なマスクは安心感をもたらさない。

 目線を下に逸らしたとき、サボは奇妙な膨らみに気づく。


「そこに何か入れているのか?」


 ケーは縮んだが、翼の膨らみはそのままだった。


「お楽しみや」

「そうか。それじゃあ上がってくれ」


 サボは鍵を開けて「ただいま」と言った。ケーもつられて「ただいま」と言う。

 「えっ」と振り返るサボ。まさか住み着くつもりなのか、と考えてしまった。一瞬の思考ののち、用事が済んだら帰ると言っていたことを思い出して安堵する。


 木靴を脱いで玄関に上がるサボ。パンパンと汚れを消滅させて上がるケー。もう一度サボは振り返る。


「汚れてないか」

「大丈夫」


 ケーは足の裏を見せて証明する。光る触手がびっしりと敷き詰められていた。六角形に詰め込まれた触手は脈動していた。サボはすぐに目を逸らす。

 寝室に向かうと人の気配があった。それも二人分。部屋にはベッドで寝るクロンプ。もう一人、机の上でミカンを潰すエルフがいた。


「あ、おかえりなさい。今日はお早いです……ね……」


 そのエルフはアリルレにとても似ていた。ケーの全身から〖黒紫のオーラ〗が噴き出す。


「あっ、あっ、あっ……」

「ああ、ソフィア。避難……家に居てくれたのか。実は客人がいてな。前に話をしていただろう。この前までここで面倒を見ていたケーだよ」


 ムカエルではない。〖黒紫のオーラ〗が収まっていく。青くなっていたソフィアの表情に血色が戻ってきた。


「ケーだ。どうぞよろしく」

「そ、そそ、ソフィア・カンモリと申します」


「ソフィアはグフロートで一番の名医なんだ」

「そうか。ところでクロンプはいつからこうなった?」


 クロンプの口には管が繋がっていた。食道に栄養を直接注入するための管だ。

 ケーは感心した。おそらくソフィアというエルフはクロンプの食事のたびに来診し、管を出し入れしている。手間のかかる作業を毎日繰り返しているに違いない。


「ケー、お前が居なくなって次の日だった。自分が仕事に出た後、クロンプは洗い場で浮かんでいたそうだ。呼び出しがあって駆けつけたときにはもうこの状態だった。今更ながら後悔してる。仕事に行くべきじゃなかった。家庭に集中すべきだったんだ。クロンプのことを一番に考えるべきだったんだ」


「そっか。ソフィアさん。ちょいとその管を抜いてくれるか?」

「は? 抜くって……え?」

「俺が無理矢理抜くよりはよかろう?」

「はい!」


 クロンプの口からスルスルと管が抜けていく。抜く作業をするソフィアのすぐ隣で、ジッとクロンプを見つめるケー。

 管を抜き終わる前にクロンプが震え出した。目尻から涙が溢れ落ちている。


「は、反応が!」


 ケーはまだ何もしていない。クロンプを見ていただけだ。開いたままのクロンプの目と自分の目を合わせていただけなのに、それだけなのにクロンプの容態が急変してケーは焦った。



 実は動けないだけでクロンプには景色が見えていた。ソフィアの隣に死神がいる。きっと夢だ。悪い夢を見ているとクロンプは思った。

 奇妙でリアルな悪夢だった。夢に出てきたのはいつも通りの光景。食事の後片付けをするソフィアの動きを再現している。だが一方で死神は見たことがない。その姿は絵本のソレとはかけ離れていた。自分の記憶から作り出されたとは思えないほどの絶望感だった。

 死神がずっとこちらを見ている。哀れむような目でジッと見つめてくる。なぜ哀れむのか。それはきっと死にゆく者を見る目だからなのだろう。

 まだ死ねない。まだクロッグは見つかってない。そんな思いがクロンプの心拍数を激しく上げた。しかし手足が動かない。


「生きようとしている」


 死神が呟いた。そして金色に光る黒い手をクロンプの額に当てた。


「ガハッ! ゴホッ! ゴホッ!」


 寝たままの状態からクロンプが飛び上がった。重力に従ってベッドに落ち、逃げるように自力で床へと転がり落ちた。


「クロンプ!」

「はぁ……はぁ……サボ……サボなの?」


 床に倒れたクロンプをサボが抱く。そのまま持ち上げてお姫様抱っこ。そしてベッドの上に寝かせた。見つめ合うクロンプとサボ。二人の顔が次第に近づいた。頬を赤く染め、唇と唇を合わせる。数日ぶりのキスだった。


「私、起きたのね」

「せやな」


 夫のサボとは違う方から低い声がした。ソフィアの方からだ。


「キャー!」


 悪夢が終わってない! クロンプは救いを求めてサボに飛びついた。


「元気そうでなにより」

「彼はレッドだよ。姿を変えて帰ってきたんだ」

「本名はケー・スマイル・ダーク。クレイン国の裏に潜んでいた黒幕や」

「はぁ」

「まぁそれは置いといて。まずは心配かけたことを詫びよう。ごめんなさい」


 ベッドを挟んで距離感を保つ。謝罪の言葉を聞いてようやく雰囲気が落ち着いてきた。


「手紙に書いた通り、俺は旅に出ていた。死んだ天を蘇らせるためにな」

「天?」


 クロンプは手紙を読んでいない。聞き慣れない名前を聞いて首を傾げる。すると金色の翼が開いた。羽毛に埋まった天が寝息を立てている。


「ああ……クロッグぅ……クロッグぅ」


 サボから離れ、クロンプがベッドの上を這ってきた。天を抱きたそうに見ている。ケーが頷いた。ケーに怯えながらも、ゆっくりとクロンプの手によって翼の揺かごから天が取り出された。


「くぅ……クロッグぅ」


 ずっと会いたかった。寝込んでからも思い出すたびに自分を責めた。探しにいけない体になったことを悔やんだ。


「その子は天や。天は小人が嫌う地球人。ここで育てるわけにはいかん。気が済んだら渡してくれ」

「え……だめ。連れて行かないで。私のクロッグ」


 クロンプは隠すように天を抱きしめた。反地球主義者とは思えないほどの反応だ。


「だめや。連れて行く。今日できっぱり諦めてくれ。本物のクロッグも嫉妬するぜ」

「この子がクロッグ!」

「本物のクロッグに会わせてやる。今の俺なら蘇らせられる。そしたら天にさよならできるやろ」


 空気が重くなった。それは死神の言葉そのものだった。甘くて罪深い言葉。赤子を失った親たちは他にも沢山いる。その人たちの今を考えれば、生き返らせて欲しいとは言い出しにくい。


「1時間やる。墓場に人を集めろ。大事な人を特別に生き返らせてやる」


 ケーは天を取ることなく寝室を出て行った。それを見送ったあとにクロンプは天の頬へ顔を寄せた。


 残った寝室でサボは顔を青くする。たったの1時間。住民のほとんどは都市を出て避難している。渓谷エリアに点在する集落が避難場所。そこまで行って人を連れ帰るのは物理的に不可能。都市に残った小人を探すにしても一人では数人も集められないだろう。


「兵長を探さなければ! ソフィアとクロンプは先に墓地で待っててくれ!」


 ケーの後を追いかけるように、慌ただしくサボが寝室から出て行った。



 1時間後──。

 荷車を引く巨大なケーが墓場に現れた。集められた小人たちは全員息を呑む。

 集まった小人たちは少ない。せいぜい30人ほどしかいない。話を信じなかった者もいれば、話が伝わらなかった者もいる。ぼちぼち新しい小人が集まって来ているが、みんな不安と不審な顔を隠しきれていない。


「1時間ではあまり集まらなかったな。まぁちょうどいい。多すぎても困る。

 さあみんな、墓を掘り起こしてくれ! 早かった者から蘇生させる!」


 いきなり競争開始の合図が出された。まるで蘇生させられる数に限りがあるかのような発言だった。きっとそうに違いない。頭に疑問符を浮かべたが、小人たちはその答えを尋ねることなく墓へと向かった。他の小人を出し抜くため、大事な人の墓を必死に掘り起こし始めた。素手やその場にある木、あらゆる物を使って掘る。


 最初に掘り起こしたのはサボとクロンプだった。ソフィアに天を預け、二人で協力して墓を掘り起こした。クロッグは今年埋められたばかりで土が柔らかく、二人の肉体は〖スーパー黄色人〗で強化も施されている。納得の速さだ。

 そんな二人にも迷いはあった。禁忌に触れることへの躊躇があった。生き返った天を見れば死者蘇生が真実だとわかる。ケーの力ならクロッグは蘇るのだろう。

 だがズルすぎる。クロッグを死なせてしまったのは感染症に負けた二人の努力不足なのに、こんなに優遇されていいものなのか。

 凱旋パレードの時、踏み潰されて死んだ子どもは他にもいる。あの騒動のきっかけはクロンプのミスだった。生き返るべきは不幸に巻き込まれた子どもたちじゃないのか。死んだ子どもたちの親は避難していてここにはいない。チャンスすらも与えられていない。

 こんなの不公平だ。こんなの不条理だ。それでもクロッグをもう一度抱きしめたい。欲望に負けて掘り起こした。

 小さな棺桶を二人が運ぶ。そして巨大なケーのもとで棺桶を下ろした。


「棺桶の蓋は俺が開けよう。釘を抜くのは大変やからな」


 背中のリールが回転する。触手が伸び、小人の目には見えない速さで棺桶が切り裂かれた。焦げくさい。棺桶の縁が焼けている。

 ケーが指を振った。すると誰が触れたわけでもなく蓋が外された。

 棺桶の中には干からびた赤ん坊が入っていた。ハーブや油や酒精の香りが抜けていない。防腐処置を施しているようだ。


「おおー。ミイラだ」


 ケーは感激する。寿命が短い小人の墓場は広い。それでも足りないようで、ひとつの墓石に刻まれた多くの名前を見る限り、墓穴を大事に使いまわしているのがわかる。土に混ざった灰を見れば火葬されたとわかる。何らかのタイミングで棺桶を引き上げて火葬するのだろう。いずれ灰になるというのに、遺体を美しく保とうとする思いが感じられた。


「最初から火葬するわけじゃなく二段階で葬っているのか?」

「あ、ああ。年に一度、火葬祭の日に掘り起こす。一年の間は肉体に魂が残っているから、翌年まで埋めたままにするんだ。魂が抜けた一年後に肉体の穢れを火で燃やす」


「一年間か。 ん?

 天をクロッグの生まれ変わりと思ってるんじゃなかったっけ。クロッグが死んでからまだ一年も経っていないだろう?」

「生まれ変わりだと思っているよ。赤ん坊はすぐに転生すると信じられている。でも燃やすのは来年だ。もういいかい?」


 クロンプがサボの袖を掴んで震えている。トラウマは治っていない。これ以上、ミイラ化したクロッグを外気に当て続けるのはクロンプの精神に悪影響を与える。


「そうやな。ちょっと離れていろ」


 小人たちは手を止めてケーの周りに集まった。死者蘇生が真実かどうか確かめなければ、このまま墓を掘る意味がない。


 ケーは干からびたクロッグに手をかざし、完全な修復を施す。クロッグが空中に浮かんだ。その小さな体からドロドロと汚物が流れ落ち、痩せ細った体に栄養が与えられる。しかしここまで腐敗していると腸内細菌叢の復活は難しく、クロッグが自力で獲得しなければならない。ここが修復の限界だと感じ、ケーは死者蘇生の準備に入った。


「死者蘇生」

「おぎゃあああああ」


 奇跡だ。赤ん坊が元気に泣く光景を見て興奮する小人たち。まだ間に合う。ケーが帰る前に掘り起こしたら生き返らせてもらえる。小人たちは急いで持ち場に戻り、せかせかと土を掘り始めた。


「蘇生後は免疫力が低い。クロッグに母乳を与えてやってくれ」


 浮かばせたクロッグを土だらけのクロンプの前に〖念力〗で持っていく。クロンプは自然と涙を流した。クロッグを汚れた手で抱きしめる。その後ろからサボも抱きついた。


 ケーはうんうんと頷く。こんな光景が見たかった。じゃあ、もう撤収してもいいかなと呟いたその時、禁忌の代償が支払われた。


「あ、あの! この子! 急におかしいんですっ!」


 ソフィアがケーのもとへやってきて、その手に抱いた天を掲げた。

 まさかと思い、天を受け取る。天がクロッグの生まれ変わり説なんて信じちゃいなかった。天国と地獄の存在は知っている。魂が移動することも知っている。宇宙の摂理によれば、確かに輪廻転生の仕組みは存在する。生まれてすぐ死んだ水子が天国にも地獄にも行けずに現世を彷徨うのはわかっている。

 だが、まさかこの瞬間に証明されてしまうとは。

 地球人の母胎にマナガス人の魂が宿るなんて前例はない。しかし現実に天は死んでいる。魂が入っていない。


「すごく言いづらいんだが、天はクロッグの生まれ変わりだったようだ」


 クロンプはクロッグに母乳を飲ませながら固まった。サボは目を見開いた。ケーの腕の中で天が死んでいる。


「いや違うかも。もしかしたら急死しただけかもしれん。すまんすまん。早とちりやった」


 ホッと表情を緩ませるブート夫妻。ケーは頭を掻いて軽く謝罪した。


「死者蘇生」

「けぷっ……あぅ」


 息を吹き返す天。口からミルクをこぼしてぐったりするクロッグ。


「ク、クロッグ! クロッグ! サボ! クロッグが」

「ケー! これって!」

「ああ。間違いない。天とクロッグの魂は同じだ」


「そんな……」

「ク、クロッグを生き返らせて!」

「正直でよろしい。でも天が死んでいいんか?」

「そ、それもイヤ」


 重苦しい空気が墓場を支配する。誰も口を開こうとしない。そんななか、ケーは無言でソフィアの腕から天を取り上げた。


「あ、あの……どちらへ」


 温もりを失ったソフィアがたずねる。天を連れてどこへ行く気なのかと。まさか、墓を荒らすだけ荒らして帰るつもりじゃないだろうなと。


「ちょっとだけな……ちょっとだけ……」


 ケーの後ろ姿がどんどん小さくなる。どんどん墓場から遠ざかっていく。

 そして荷車の中へ入っていった。

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