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睡眠のこと


 大学二年生のジムは、大学構内で偶然幼馴染のエマと再会する。

 エマと会うのは約十年ぶり。子どもの頃、一年半だけ同じ学校の同じクラスで、その後ジムが転校した為音信不通になっていた。

 ジムとエマは、どちらも経済的に厳しい家庭で、クラスメイトからはいじめられはしないものの避けられていた。その所為か、ふたりで一緒に行動することが多く、クラスメイトの前では口をきかないエマがふたりの時にはお喋りになるのを、ジムは内心嬉しく思っていた。手も握れなかったが、家族以外で好きだと思ったのは、エマが初めてだったのだ。


 エマは、ゆるく波打ったくらい金髪を、胸の辺りまで伸ばして、子どもの頃と変わらず束ねもしていない。おさがりばかりで男の子のような格好だったのとは違って、臙脂色のワンピースと、クリーム色のコートを着ていた。踵の低い靴を履いているのは、妊娠しているからだろう。彼女のおなかは目立った。

 ジムは久々の再開に喜び、エマに声をかけた。エマもすぐに、ジムを思い出し、あの頃と変わらないわね、と穏やかで明るい口調で言った。

 結婚してたなんて驚いたなあ、君もここに通ってるの? ジムがそう尋ねると、ちょっとね、とエマはくすっと笑った。

 ジムは連絡先をきこうとしたが、エマは、ノーラン教授に呼び出されてるのと歩いていった。数歩行って振り返り、またねと手を振るのに、ジムも手を振り返した。


 数日、数週間たった。エマはあれ以来、ジムの前に姿を現していない。ジムは大学に、エマのことを問い合わせる。エマという女性は複数人居たが、ジムのさがしていたエマではなかった。エマは大学生ではなかったのだ。

 ジムはエマの言っていた、ノーラン教授を訪ねる。しかし、そんなひとは知らない、と追い返されてしまっただけだ。


 ジムは大学外でエマをさがす。すると、エマの友人を見付け、エマがジムの大学でなにかの実験に参加していたことを知る。そして、エマがやはり、ノーラン教授の名を口にしていたことも。

 ジムは教授を疑い、その授業にこっそり紛れ込む。教授は、環境学について研究しているらしいのだが……。





 という内容の夢を見ました。

 皆さんは夢は見ますか?



名前は適当です。


21/1/3

日記を読み返したら色々違っていたので訂正しました。ヒロインの名前ちゃんとメモしてたのに忘れてたー

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― 新着の感想 ―
[良い点] どうも歳を取るごとに夢を見る、というか覚えている頻度は減っているような気がします。 なんだか自分の心がささくれてしまったせいかな、とふと悲しくなるときもあります。(忘れやすくなったとか言う…
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