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18.食材カウント①

 ひとしきり点検が終わった僕達が向かったのは柏木君たちの教室。


 点検中に聞いた話によるとこの部屋と、家庭科室を筆頭とした特別教室の冷蔵庫に食材が保管されているらしい。


 もちろん点検対象の一つである冷蔵庫は先ほど全て覗き込んできたのだが、想像以上に多かった。


 特に牛乳。

 先ほど教室には常温保存できるものが置かれていたが、冷蔵庫にもしっかりと確保されている。

 その他にもチーズは結構種類用意してあるし、お肉だってたくさんある。


 しかもチルド室に入れてあるものとは別に冷凍庫にもぎっしりと。

 冷蔵庫には入らなかったのか、根菜系は冷蔵庫の横に並べられていたりと驚くべきことばかりだった。


 けれど驚いてばかりもいられない。



 これ、調理するの僕なんだよね……。



 料理はある程度出来るけれど、得意というほどではない。

 色々と集めてくれたみたいだけど、栄養面まで気を使えるかどうかは怪しいものだ。


 家庭科室にレシピ本とか置かれているのだろうか。

 勝手に他の先生の棚を漁るのは申し訳ないが、そんなことよりも子ども達の栄養である。

 後で謝る機会があったら謝ることにして、家庭科室の食材確認が終わったら探らせてもらうことにしよう。



 けれどそれよりも先に食材カウントだ。



「さて、じゃあ次は食材の確認をしようか。僕が書き込むから柏木君とあずさちゃんは物と個数を教えてくれる? 後、その中で一番賞味・消費期限が短いのはこっちの机に置いておいてね。後で付箋つけておくから」

「わかった!」



 プラスチックスケッチ用ボードに地図と共に挟んでおいた真っ白なコピー用紙を一番上にする。



「シリアル3種類、10袋ずつ~」

「味は?」

「ベリー、チョコレートナッツ、プレーン」

「ありがとう。次は?」

「3分で簡単パスタ!」

「いくつある?」

「えっとね、50袋」

「多いね!?」

「一人1人前じゃ足りないから多めに買っといた」

「なるほど。じゃあ後で大きな鍋の個数も確認しとかないとだね」

「それならさっき野球部の部室確認に行った時に三つ見つけた」

「合宿の時用か! それお借りしようか。じゃあ次」



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