7.大物スライム退治+α
「スーさんとあずさは並んで魔法攻撃、俺はそれをよけながら物理攻撃するのでいいな!」
「うん」
「わかった」
協力討伐するから作戦会議をしよう! と言い出した柏木君だったが、作戦と言えるようなものはなかった。
とにかく攻撃をぶつけること。
サクッと倒して歯磨きして寝るのが目的だ。
こうして校庭へと赴いた訳だが――。
「熱湯」
「耳流星群」
「大断裁」
『『ビックスライム』の討伐に参戦しました』
『『ビックスライム』の討伐に成功しました』
『レベルアップしました』
『ステータスが上昇しました』
瞬殺だった。
僕、あずさちゃん、柏木君の順で攻撃を開始した訳だが、柏木君に至ってはハサミ届いていた? くらいである。
それほどまでにカロリーナが放った『耳流星群』のパワーは強烈だった。
まさか流星群の如くカロリーナの耳がスライムの身体を打ち付けるスキルとは……。
相手が消滅するとスルスルと元の長さと大きさに戻っていった耳だが、あんなものに潰されたらひとたまりもないだろう。
あずさちゃんって魔法攻撃組で一番レベルが低いんだよね?
低くて、アレ。
そりゃあみんな僕を心配する訳だ。
熱湯流し込んで水道管のスライムを少しずつ倒しているような僕ではあずさちゃん守るどころじゃない。
大物の魔石がドロップしたことにより、再びセーフティーエリアとして認識されたのか、スライム達はこぞって外へと向かって行進を開始する。
「俺、校門のとこで逃げてきたやつを刈り取るからさ。スーさん、後ろから熱湯まいて」
「あ、うん」
「あずさは?」
「あずさはスーさんが逃したの潰しといて」
「わかった」
「熱湯」
柏木君の指示にしたがって、逃げていくスライムの背中? にまんべんなく熱湯をかけていく。
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に参戦しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に参戦しました』
『『カゲスライム』の討伐に成功しました』
『『ミッション:影に潜む物の討伐』をクリアしました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『レベルアップしました』
『ステータスが上昇しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に参戦しました』
『『スライム』の討伐に参戦しました』
『『スライム』の討伐に参戦しました』
『『スライム』の討伐に参戦しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に参戦しました』
『『スライム』の討伐に参戦しました』
『『スライム』の討伐に参戦しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『カゲスライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『レベルアップしました』
『ステータスが上昇しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
『『スライム』の討伐に成功しました』
合計で何体ほどいたのだろうか。
頭の中でせわしなく流れていくアナウンスに煩わしさを感じながら、本日何度目かとなるスキル『熱湯』を唱える。
――そしてスライム退治をすること十数分。
「魔石の設置はそのままでいいとして、これでおおかたのスライムは外に出た?」
「多分。もう少し待ってから何カ所か水道に『熱湯』流し込んでおくよ」
「蛇口捻るのは朝まで様子を見た方がいいかもな~。先にクラスチャットにこのこと流しとかないと」
こうして夜のモンスターの討伐は案外あっけなく終了したのだった。




