3.MP問題
名前 鈴木 陽介
レベル 8
HP 114/114
MP 58/61
筋力 26
耐久 38
敏捷 34
器用 16
対魔力 22
保有ポイント 4
ジョブ 救出者
武器 肩たたきつき孫の手 Lv.1
スキル もぐら叩きLv.1
ひっかきLv.1
早足Lv.1
救済Lv.1
探知Lv.1
錬成Lv.1
熱湯
「どうした、スーさん」
「回復してる……」
「は?」
そう、回復しているのだ。
確かに熱湯を使用した後の僕のMPは10消費していた。その後に同様のスキルを二回と、もぐら叩きを一回使用した。今分かっている回復条件であるレベルアップだってしていない。
なのにそこから残りの数値が増えているのだ。
確かにスキルを使用するごとによって減る。
熱湯の時に確認したのもそうだけど、何より僕はすでに魔力切れによって体感している――なのに増えている。
マンドレイクモドキの戦闘中と今回の違いは何だ?
魔法攻撃を使ったこと――ならばあずさちゃん達、魔法攻撃組がMP問題に悩まされることはない。
スライムの討伐――これも他の子達と変わらない。
だが昼間と夜で違うのなら?
倒せば倒すほどに回復するのなら?
いや、それだとあずさちゃんのMPが減っていることで矛盾する。
つまり僕がしている行動で、二人がしていない行動に限定すべきだ。
物理スキルの使用?
いや、もっと何かあるはずだ。
僕しかしていないことが。
考えろ。こんな時こそ頭を働かせろ! 何のために糖分補給をしたと思って…………糖分補給?
「そうか。べっこう飴だ!」
これを舐めたのは僕だけのはずだ。
公園であずさちゃんに渡そうとはしたものの、他の子には渡していない。
つまり口にしたのは僕だけ。
「二人ともこれ食べて!」
「どうしたんだよ」
「MP回復出来るかも!」
「ウソ!?」
「確認したいから食べて。ほら、あずさちゃんも」
「でも寝る前だよ?」
「歯磨きすれば大丈夫!」
困惑気味の二人に「MP残量確認してからね!」と半ば押しつける形でべっこう飴を渡し、自分の口の中にも放り込む。
これで回復が確認出来れば!
今度は味わうことなく、早く溶けろ~と舌の上で必死に転がす。
そんな僕の姿を見て、二人も遅れて口へと入れてくれた。
「甘い!」
「やっぱスーさんのべっこう飴、美味いな」
頬を飴で膨らませながら甘味を楽しんだ二人のMPはやはり回復していた。もちろん僕のも。
「砂糖か」
「多分そうだと思う」
回復した数値に差があったから、飴の大きさまたはその人のMPごとに違うのかもしれない。
またこれは他のお菓子でも該当するのか。
砂糖の量が関わっているのか。
上白糖などの他の砂糖でも回復が可能か。その場合の回復度は変わるのか。
まだまだ詰めていくところは多そうだ。
「やったな、スーさん!」
「うん!」
だがひとまずはMP問題解決である。
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