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10.問題発生

 夕食は昼食の残りを食べ、後は寝るだけ。

 保健室にベッドは2つしかないため、僕の寝床となるソファは運び込んだ。



 本当は一日くらい寝なくてもいいと思ったのだが『これから何日続くか分からないからしっかりと身体を休めるように!』と怒られてしまった。


 その際、2つしかないベッドを分け合ういくつかの案が柏木君とあずさちゃんから提示された。



 一つ目があずさちゃんと柏木君が同じベッドで寝る案。


 これはまだ幼いとはいえ、立派なレディが男の子と同じ布団で寝るのはちょっとばかり問題があるため、却下。その後に柏木君が「良かった……」と小さく息を吐いていたのは見ない振りをした。



 だから二つ目の案、僕とあずさちゃんが一緒に寝るというのも、もちろん却下した。



 そして三つ目の案は校長室のソファを持ってきて誰かが寝るという案。


 これは強制スリープ時に僕が寝ていたのと同じ状態になる。これなら身長の高い柏木君は無理でも、僕は少し身体がかったるいなと思う程度。



 ――ということでこの案が採用されたという訳だ。



 寝具は緊急用に確保してあった毛布の他に、保健室の替えのシーツやかけ布団、まくらがあったから困ることはなかった。


「ねぇ、おじさん」

「どうしたの?」


 ベッドとソファにシーツを敷き、枕カバーも交換した。後は明日に備えて寝ようとした時――とある問題が発生した。



 僕の裾を遠慮がちに引っ張ったあずさちゃんは、僕の視界に入ってなかったその問題を口にした。


「歯みがきしたい」

「あ……」


 そう、歯磨きである。

 僕は水で口をぐちゅぐちゅとゆすいで終わりにしていたが、育ち盛りのあずさちゃんには大問題である。


 本当は柏木君も気にする年ではあると思うんだけど、緊急事態では思いも浮かばなかったのだろう。


お読みいただきありがとうございます!

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