1.情報共有
「それじゃあスーさんも起きたことだし、まとめに入るぞ!」
柏木君と神田君はびっしり文字が書かれたホワイトボードの前に立つと、スマホを向けて写真を取ったかと思えば、逆面にひっくり返す。
そして白い面に先ほどまで書かれていたのだろうことをまとめていった。
○モンスターに効果がある攻撃方法は3つ ※確認が取れているもののみ
・武器登録済みの武器(自分の物でも他人の物でも可)
・宝箱から出た武器
・スキルを使った攻撃
→道ばたに落ちている日用品は武器登録されている場合があるので、拾って保管しておくこと
○武器の装着は複数可能
○モンスター討伐後、何かがドロップする
→魔石、スライムの核、マンドレイクの根っこが確認済み
○スライムには物理攻撃よりも魔法攻撃が効く
→武器で殴ると時間がかかる。レベルが上がると数発で退治可能になる
○スキルを使うとMPが減る
→消費数はステータス欄で減った数値を確認して、その後は計算しながら使うこと!
MP切れでどうなるかは分からないので、注意するように!
※パッシブスキルはMPが減らない
○HPは食事によって回復可能
→飲み物では変化なしだが、しっかりと水分補給をするように!
○現在エリア内にいるスライムはレベルが低いが、大きい個体や足の早い個体は注意するように
→なるべく今のうちにレベル上げをした方がいいが、ヤバいと思ったら逃げること
○ミッションが存在する。
→達成した結果何かがあるかは現在不明。
※今のところ確認出来ているミッション
『初めての戦闘』『攻撃を受ける』『初めてのレベルアップ』『上位モンスターの討伐』『初めてのスキル(物理攻撃)使用』『初めてのスキル(魔法攻撃)使用』『初めてのスキル(状態異常攻撃)使用』『協力討伐』
○スキル名を声に出すと、スキル発動
→間違って声に出さないように注意!
続けて同じスキル名を声に出すと『連続攻撃スキル』、別のスキル名を声に出すと『合同スキル』が発生することがある(絶対ではない)
☆大きな魔石を入手した際にはセーフティーゾーンに置かれたものを入れ替えておくといい
☆ドロップ品は後で使うかもしれないから要保管
☆アイテムボックス、鑑定、調合などが取得可能スキルにあった場合、余裕があったら取って
☆MP回復方法が分かったらチャットで情報共有
「こんなもんかな? 他になんかある?」
神田君がホワイトボードマーカーを手にして、振り返る。
するとみんな揃って首を横に振った。おそらく僕が寝ていた間の話し合いでおおかたの情報は出尽くしたのだろう。
それにしても人数が多いだけあって、結構たくさんの情報が出たものだ。
感心しながら一つ一つ目で追っていく。
そしていくつか気づいたことがあった。
すっかりと寝こけていた僕だから分かること。
「いくつか付け足したいことがあるんだけど……」
手を挙げて、そう告げれば赤ペンに持ち替えた神田君が「書くから言って」と僕に背を向けた。
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