表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

59/104

18.一人反省会

「……ってことだから……して」

「んじゃあ……………………んで」

「俺が…………」


 遠くで途切れ途切れに話し声が聞こえてくる。生徒達の声だ。ということはあのモンスターは無事討伐されたのだろうか。


 そんな疑問に答えてくれたのはやはりあのアナウンスだった。



『『マンドレイクモドキ』の討伐に参戦しました』

『『マンドレイクモドキ』の討伐に成功しました』

『レベルアップしました』

『ステータスが上昇しました』

『『ミッション:初めてのスキル(物理攻撃)使用』をクリアしました』

『『ミッション:初めての合同スキル(物理攻撃)使用』をクリアしました』

『『ミッション:攻撃を受ける』をクリアしました』

『『ミッション:協力討伐』をクリアしました』



 あれ、マンドレイクモドキっていうのか。

 初めて聞く名前だが、どうりでマンドレイクに似ている訳だ。


 そんなどうでもいいことを考えていると、次第に頭は覚醒していく。

 そして寝ていた身体を起こし、周りを見回した。


 どうやら僕は革張りのソファで横になっていたらしい。

 スリープモードとやらに入っていた僕を見つけてくれた誰かが、唯一ソファのあるこの部屋、校長室へと運んでくれたのだろう。



 重かっただろうに。

 結局迷惑をかけてしまったことに、申し訳なさがこみ上げる。



 弱いって自覚していたはずなのになぁ……。

 魔力切れが存在するなんて頭の端っこにすらなかった。


 HPが切れたら死んでしまうというのなら、同じくゲージが減っていくMPが切れた際にも何かあってもおかしくないというのに、だ。


 それはおそらく、ゲームなら大丈夫だから。

 これはゲームじゃないって思ってるくせに、どこかでゲームと同一視している僕がいる。



 死ななかったのは運よく誰かが来てくれたから。


 誰もいなければ確実に死んでいた。


 結局案内の設置は出来ても、モンスター討伐もおにぎりの量産も出来なかった。


 自分の情けなさにため息が漏れる。

 そのまま僕ってダメダメだな、と反省モードに突入しようとした時、ダダダダダと地面を蹴るような音が部屋中に響く。



 何事だ!?と顔を上げればそこには生徒達の顔が並んでいた。

 片手にはおにぎりやからあげ。


 おにぎりは各自握ったのだろう。

 からあげはきっと重箱を開けて先に食べているのだろう。


 魔石狩りに行く子達に伝えておいたのは正解だったな。

 役に立てたポイントを見つけて、少しだけ気分が浮上する。


 ああ良かったと安心するや否や、彼らは距離を一気に詰めた。


お読みいただきありがとうございます!


ほんの少しでも面白かった!続きが気になる!更新まってる!と思ったら是非ブックマークや評価(評価欄は最新話の下にあります)をお願いします。


作者のモチベーション向上に繋がります。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ